メンタルが弱いと悩んだときは?すぐにできるメンタルを強くする8つの方法!
1.真面目で内向的な性格に多い
2.自ら進んで自信を失わせている?
3.身体や心の病気に注意!
4.「まあいいか」と思う気持ちが大切
5.まとめ
「自分はメンタルが弱いな」と感じたり、他人にメンタルの弱さを指摘されたことはありませんか?
仕事でミスをして落ち込んだり、「自分は駄目な人間だ」と自己嫌悪に陥ったり。ひどくなると身体に変調をきたしたり、心の病気になることもあります。
そうならないためにも、少しでもストレスに強くなるための方法をご紹介します。
1.真面目で内向的な性格に多い
メンタルが弱い人には、似たような特徴が多く見られます。真面目で努力家、やりたくないことを頼まれても嫌とは言えないといった性格的な部分などです。
対面的に立派なので周囲から重宝される人間とも言えますが、その反面でストレスに弱い人が多いともされています。
▼【①真面目で一生懸命な人】
真面目な人というのは、ある意味ではとても生き方が不器用な人であることが多いです。
何事にも一生懸命ですし、最後までやり遂げようと、嫌なこと、苦手なことでも精一杯頑張っていると思います。
その結果、自分の仕事に手が回らなくなってしまったり、何事にも一杯一杯になってしまう、なんていうことも多いのではないでしょうか?
真面目であるからこそ考えすぎてしまい、ネガティブな負のループにはまってしまった時は、とことんまで落ち込んでしまうことが多くなります。
考えすぎないようにと言っても難しいとは思いますが、どこか発散できる場所がないと、煮詰まってしまうこともあります。
▼【②努力家な人】
努力をしても報われない時、誰でも残念な気持ちになりますよね。
必死に努力をして、それがダメだったらまた努力して、それでもだめならまた努力して・・・。でも、人にはそれぞれに限界があるかと思います。努力家な人は、どんな時でもあきらめることをしないで頑張っています。
なので、その努力が報われなかった時や、何かの拍子に集中力が切れてしまった時の落ち込み方は、とても激しくなってしまいがちです。
努力を続けるというのはとても大変なことで、普段から頑張っている努力家タイプの人は、何かの拍子に頑張れなくなってしまった時、とても弱くなるものです。少し気を抜く手段を普段から考えておいたほうがいいでしょう。
▼【③完璧を求める人】
全てのことを完璧にこなしたいと思っている完璧主義者の人は、物事を完璧にこなせなかったときに大きなダメージを負ってしまうことが多いと言えます。
些細なことにまで完璧を求めてしまうと、その分自分が追い込まれてしまいますので、「これはここまででいいんだ」という、いつもより少し低めの目標設定をすることで肩の力を抜くようにしましょう。
▼【④内向的な人】
自分の思っていることを人に伝えるのが苦手な人は、全てのことを自分の内にため込んでしまいがちです。言いたいのに言えないような言葉が溜まり、それがストレスとなり、心が弱ってしまいます。
思っている胸の内のすべてではなくても、小さな一言から言えるように努力することが大切です。
そうでもしないと、そんな自分のことがますます嫌になって、自己嫌悪に陥ってしまうというような負の連鎖になってしまうかもしれません。
▼【⑤心配性すぎる人】
小さなことまで、全てが不安で心配になってしまうような人です。
こういった性格的な特徴を持っていることで、いつでも肩に力が入っている状態になってしまっています。何かに対して不安なことは仕方ないのですが、もう少しだけ周りの人に物事を任せて信じられるようにしましょう。そうすることで、今よりも肩の荷が下ろせるはずです。
2.自ら進んで自信を失わせている?
失敗は誰にでもあります。ただし、メンタルが弱い人の場合、自分の心の状態も影響して必要以上にミスをしてしまっているかもしれません。
普段通りにやればできるのに、強く緊張してしまったがために失敗してしまったりしていませんか?取り組んでいる出来事によっては緊張して当然です。
どんな人だって同じように焦ったり、不安や恐怖を感じたりするのですが、メンタルが弱い人はそれが顕著に表れてしまいがちです。「失敗しても大丈夫」と思えるぐらいの心の余裕を持てるようになりましょう。
▼【①「自分は駄目な人間だ」と責めてしまう】
メンタルの弱い人は、いつだって自分を責めてしまいがちです。例えば、仕事でミスをすると「自分は駄目な人間だ」「何をやっても上手くいかない」などと落ち込んでしまいます。ミスをしたときに「どうして失敗してしまったのだろう」と考えることは大切ですが、必要以上に落ち込む必要はありません。自分を責めてしまうことで、次の仕事をするときに恐怖と不安が大きくなり、結果として同じミスを繰り返す原因になります。
▼【②過度に失敗することを恐れる】
失敗を過度に恐れる人が多いのも特徴です。
人前で失敗して恥をかいたりすることに大きな恐怖感を持っています。そのため人一倍プレッシャーを感じやすく、大事な一歩を踏み出せなくなったり、そこから逃げ出そうとしてしまったりします。
どんなに物事を避けていても、人生において嫌なこと、失敗するかもしれないことは必ずあります。
失敗を避けるために逃げることばかりを選んでいても、更なる自己嫌悪に繋がる可能性、も高まるでしょう。少しづつでも勇気を持って物事に取り組む姿勢を得られるようにしましょう。
▼【③考え方がマイナス思考】
メンタルが弱い人は総じてネガティブ、マイナス思考であると言えます。例えば道端で知り合いとすれ違い、「こんにちは」と声をかけたときに挨拶が返ってこなかった場合・・・。
1、自分は嫌われているのかもしれない
2、聞こえなかったのかな?
3、無視されて腹が立つ
大きく3つのパターンに考え方を分けてみます。考え方がマイナス思考の人の場合、1と考える人が多くなります。
相手の言っていることは同じであっても、いくつかのパターンに考え方が分かれるように、人は自分の都合でその意味を捉えます。
考え方がマイナス思考である場合、何でも悪い方に考えて、不安を感じるので、外部からの刺激に耐え切れなくなってしまうのです。
3.身体や心の病気に注意!
メンタルが弱いと、ストレスを溜め込み、自律神経の乱れを引き起こすことがあります。
何かのミスをすると胃が痛くなる、うつ状態になるなど、既に不調を感じている方もいらっしゃると思います。少しでも辛いと感じたら、出来るだけ早く専門機関、医療機関で受診することをお勧めします。
▼【①自律神経失調症】
自律神経の乱れからくる病気です。めまい、吐き気、微熱、倦怠感、不眠、うつ状態など、人によって症状は様々ですが、検査をしてもほとんど身体に異常がないのが特徴です。
原因はストレスの他、生活習慣の乱れや環境の変化、女性ホルモンの影響などが関係していることがあります。症状によって内科や婦人科などで検査を受け、異常がなかった場合は心療内科の受診を考えてみるといいでしょう。
▼【②過敏性腸症候群】
腹痛や、便秘と下痢を繰り返すといった便通異常が表れる病気です。大事な会議の前になるとトイレに行きたくなり、下痢をしてしまうなどという症状が特徴です。
胃腸科、消化器科などでの治療が中心です。自律神経失調症を併発しているケースもあり、その場合は心療内科での治療も視野に入れましょう。
過敏性腸症候群|Wikipedia
参照元:Wikipedia
▼【③神経性胃炎】
内視鏡で検査しても異常がないのに、胃や腸に痛みなどの症状が表れる病気です。吐き気、胸焼け、胃痛などの症状が見られます。ストレスが一番の原因とされています。まずは内科を受診することをお勧めします。
TOP|家庭の医学|ストレス性胃炎(神経性胃炎)
参照元:ヘルスケア大学
▼【④メニエール病】
ぐるぐると回るようなめまいが起こる病気です。めまいと同時、または少し前から、片耳に耳鳴りや難聴といった症状が表れます。原因は不明ですが、ストレスが関係しているとも言われています。耳鼻科での治療が主となります。
トップページ|メニエール病について
参照元:井上耳鼻咽喉科/耳鼻科
▼【⑤過換気症候群】
呼吸が速くなり、呼吸困難を起こす病気です。指先のしびれ、意識混濁などが表れます。原因は精神的な不安やストレスが関係していることが多く、若い人や女性の発症率が高いです。内科、または心療内科での治療が中心です。
ホーム|症状|過換気症候群って何?その原因と症状とは?
参照元:いしゃまち
▼【⑥うつ病】
抑うつ、気力の低下、不眠、興味や喜びの喪失などが表れる心の病気です。
ストレスや性格の影響、環境の変化など様々な要因が引き金となります。極端な発想を考えるようなケースもあるので細心の注意が必要です。心療内科や精神科の受診をお勧めします。
その他、睡眠障害やパニック障害、統合失調症などあらゆる心の病気の引き金がストレスとも言われています。ストレスからくる自律神経の乱れは様々な不調を引き起こすので、ストレスを溜め込み過ぎないようにして下さい。
4.「まあいいか」と思う気持ちが大切
メンタルが弱いとストレスを感じる機会も多くなる、自分のメンタルの弱さを改善したいと思っている人は多いはずですよね。
筋力を付けたい人は筋トレをすればいいけれど、メンタルはどう鍛えたらいいのか分からない。と考えているいる方に、もしかしたら生きていくのがちょっとでも楽になるかもしれない、メンタルの改善法をご紹介します。
▼【①マイペースで何事も「まあいいか」と考える】
何事も色々と広く考えすぎると、いい結果を生まないものです。
人は考えれば考えるほどマイナス思考になっていくと言われています。そんなときは考えるのを一旦やめて、「まあいいか」という方向性を探ることで少し心が休まるかもしれません。メンタルが強い人は「ダメ元で頑張ろう」「失敗してもいいや」と考えていることが多いんです。
そういった考え方を真似することで、心の緊張がほぐれ、ストレスを感じる状況に立たされても上手にストレスをかわせるようになってくるでしょう。
自分のペースを大切にして、「人間だから失敗は誰でもあるはず。」とある程度、適当に考える癖を付ければストレスを軽減させることが出来ます。
▼【②人生は思い通りにいかないものだと割り切る】
人生は思い通りにいかないことの方が多いです。失敗をする度に「こんなはずじゃないのに」と落ち込んでいたら身が持ちませんよね。
新しいことにチャレンジするときは「失敗して当たり前、失敗しなかったら儲け物」くらいの心構えでいると、過度な緊張をしなくて済むので、さらなる失敗をすることが減ってくるかもしれません。
思い通りすぎる人生は成長を妨げます。予想外の事態が起きても、動揺せずにそれを楽しむくらいの心構えでいられたらこっちのものです。人生を楽しむことで、今以上にメンタルの強い人間へと成長していくことでしょう。
▼【③失敗を恥ずかしいものだと思わない】
メンタルの弱い人は恥をかくことをとても嫌います。「失敗」は「恥」であり、「恐怖」なのです。しかし、人は失敗することで多くのことを学びます。たくさんの場数を踏むことで失敗をする可能性は減っていきます。
さらに、失敗に対する免疫も出来るので強いメンタルを手に入れることが出来るでしょう。失敗をしたら「これも人生の糧になる」と声に出してみて下さい。アフィメーション効果を狙った耳からの刺激は自分自身を勇気付けてくれるはずです。
▼【④もう一人の自分に励ましてもらう】
もう一人の自分を作ることも方法の一つです。
マイナス思考の人はどうやっても、自分を励ますことなど出来ないと思っているかもしれません。そんなときは、家族や友人が今の自分のような状況に陥っていたらどんな言葉をかけるのかをイメージして、頭に浮かんだ言葉を自分自身にもかけてあげましょう。
きっと「この間は成功したんだからそんなに落ち込むことないよ」「あなたは充分頑張ったじゃない」などといったポジティブな言葉が思い付くはずです。
それを自分自身に語りかけてあげることで、少し元気になれるかもしれません。自分の好きな小説や漫画に出てくる登場人物だったら、どういった言葉をかけてくれるか?といった想像を働かせることも有効な手段です。
▼【⑤現状を紙やノートに書き出してみる】
自分が置かれている状況を紙やノートに書き出してみるのもお勧めです。
まず、メンタルが弱いと感じたシチュエーションを書き出して、そのときにどんな気分になったのかも書き出します。そしてその隣に、その時にどう対応したかったのか?を書いて、それを行うために出来る行動を思い浮かべてみます。
思ったことを書き出すときは、「上司に相談してみる」など具体的な解決方法を書くようにしましょう。ブログ等ではなく、紙に書くのが効果的だとされています。
さらには、認知行動療法もいいでしょう。認知行動療法とは、考え方の歪みを直し、現実的でしなやかな考え方へと変える方法です。認知行動療法に関する書籍やサイトは多数あるので、参考にしてみて下さい。
認知(行動)療法とは?|こころのスキルアップ・トレーニング
参照元:こころのスキルアップ・大野裕先生監修
まとめトップ|うつに効果のある「認知行動療法」って何?
参照元:NAVERまとめ
▼【⑥他人と比較しない】
「同僚はあんなに仕事が出来るのに、自分はミスしてばかり」など、自分のことを他人と比較していませんか?
比較すること自体は悪いことではありません。競争心を持つことは、自分の実力を大きく伸ばしてくれるでしょう。しかし、過剰に他人の結果に固執すると、自分の心が折れる原因となります。
メンタルの強い人は、他人と比較するのではなく、自分と自分を比較しています。
他人は他人、自分は自分と考えることが大切です。能力もメンタルの強さも人それぞれ違うのですから。欠点があっても自分のいいところでカバーしていくことによって、自信を付けていくことが出来るでしょう。
▼【⑦小さな達成感を大事にする】
休日も平日と同じ時間に起きる、部屋の掃除を5分間だけするなど、日常生活の中で小さな目標を立ててみるのもいいかもしれません。
そしてそれを達成できたら、声に出して自分を褒めてあげましょう。自分自身のことを褒めてあげる「褒め日記」などを付けてみるのもいいかもしれません。
「朝早く起きれた。私って偉い」などと、些細なことで構いません。目標を設定して、それを達成して自分を褒めてあげることが自信へと繋がるでしょう。
▼【⑧運動や睡眠で自律神経を整える】
ストレスを溜めると自律神経の乱れを引き起こしやすいので、それを整えることも大切です。朝は太陽の光を浴びることによって、交感神経という自律神経を活発にさせ、夜の快眠へと繋げてくれます。出来ることならば毎日太陽の光を浴びましょう。
また、ウォーキングや散歩といった有酸素運動もいいでしょう。睡眠をとることも重要です。忙しい中であっても、睡眠時間は確保するように心がけましょう。
5.まとめ
メンタルが弱いと、社会生活でも人間関係でもストレスを抱えやすく、体調不良も起こりやすくなります。メンタルが弱いことが原因で、仕事で本領が発揮出来なかったり、悔しい思いをしている人も少なくないと思います。
ちょっとずつでも地道に考え方や行動を変えていくことによって、メンタルは少しずつですが強くなっていきます。大切なことは、「メンタルの弱い自分を受け入れてあげること」です。自分で自分を認めてあげることで、今までよりも気持ちが楽になるはずです。
「よく頑張ってるね。偉いね」と自分を褒めてあげましょう。自分自身ほど、自分をよく知っていて心強い味方になってくれる人はいません。日々の生活が少しでも楽に送れますように。