もう悩まない?生意気な後輩への接し方に必要な6つのポイント!
1.生意気な後輩の特徴
2.生意気な後輩の態度と原因
3.今後の行く末はあなた次第?
4.生意気な後輩への接し方
5.生意気な後輩に悩まない人になる
6.まとめ
仕事をしていると後輩が少しずつ増えてきて、先輩である自分がフォローする場面も出てくるのではないでしょうか?
自分の仕事と両立しながら後輩のミスもカバー。そんなミスも、かわいげのない後輩だったらどう対処していこうか悩んでしまいませんか?
生意気な後輩もあなたの接し方次第でかわいい後輩になるかもしれません。
1.生意気な後輩の特徴
仕事にも慣れてきて後輩ができたあなた。後輩ができて指導する立場になり、仕事へのモチベーションも上がると思っていたはずが後輩の生意気な態度が悩みの種に、あなたの周りにはいませんか?
▼【他人をなめている】
最初の印象で気づく事が多いかもしれませんが、ろくにあいさつもできず、注意も聞かずのちに最低限のコミュニケーションすらしなくなる。こんな後輩はどんな生活をこれまで送ってきているのか、学生時代の部活動やサークル活動・アルバイト経験など人と交わるコミュニケーションを積極的にとってこなかった人に多く見られるそうです。
今のネット社会も大きな要因のひとつ、顔を見ずに無責任な発言や行動も自由にとれてしまい誰からも指摘をしてもらえない環境であることから他人への興味を失い自分だけが良ければいいと行動をとるようになって他人をなめてかかってしまう。
▼【自分が一番という自信がある】
生意気な後輩の特徴として、とても自信家が多いように思われます。何に対しても自分が一番で、自分はなんでもできるという自信が全面に出ています。なので、こちらがよかれと思って注意したことに素直に受け入れられず、注意をきかなかったり、反論するようになります。最悪無視されるという行動をとる事もあります。
自信家であってもできなかったことを受け入れられず、他人のせいにして自分は悪くないと主張します。
▼【雑用を嫌がる】
自分には能力があると思い自分にしかできない事をしたがるので、手が空いている人がやればいいと、雑用を嫌がることも。自分でないとだめですか?と反論するかもしれません。雑用もできない人に他の仕事ができるとは思えないと伝えてあげましょう。
▼【タメ口をきく】
初対面でいきなりタメ口。友達でもないのにタメ口。お酒の席で少しばかり崩した口調なら大人な対応できますがそうではなく、日常的にタメ口で会話をしてきます。本人はフレンドリーな感覚でも社会人として恥をかくことになりますので、初めのうちに注意しておきましょう。
また、タメ口をきくからにはあなたの方が下に見られていると示している場合など何事にも上から目線で話してくる事も・・早い段階で対処したいものです。
▼【出世すると言い切る】
入社したばかりでも上記のようなことを四方八方に言いまくります。その自信はどこからくるのか、もちろん目標があることはいいことですが、まず出世するためには日々の仕事をこなすことが先なのを教えてあげましょう。
2.生意気な後輩の態度と原因
生意気な後輩の態度はいつから感じましたか?最初から生意気だなと感じましたか?それとも段々と気づいたら生意気になってきたのか、どちらが多いのでしょうか。これから後輩が増える方にも、今現在悩んでる方も原因を知っておきましょう。
▼【第一印象、見た目の判断】
初めから、生意気な態度をとられていると感じるのならば、第一印象で相手が勝手に評価格差をつけ下に見られている可能性が高いです。
人は出会ってすぐの瞬間、第一印象でこの人とうまく付き合える・付き合えないと脳が勝手に判断するそうです。後輩と初めて顔を合わせた日、後輩もそうですがあなたもその後輩に対して脳に判断信号が出ているはず。メラビアンの法則を聞いたことはありませんか?
第一印象は、初めて会ったときに相手と目が合って3~5秒間の間に決まってしまうのです。ここで相手にとって良い印象なのか、悪い印象なのか俗に言う「生理的に」という表現ですね。人は印象を決めるのに「視覚」「聴覚」「言語」の3つから決定しようとしますがその中で「視覚」が半分以上の55%もの比率で印象に大きく判断するのです。
この最初に決まった第一印象はこの先の関係性にも大きく影響するといわれています。良い方向へ行くのかも大きく左右されやすい、もし印象が悪かった場合、挽回するのには時間がものすごくかかってしまう場合もあります。
では、第一印象を良くするにはどうしたらいいでしょうか。しわの付いた服装や靴が汚れていたりと身だしなみに手を抜いていると印象が悪くなりますよね、見た目の印象はもちろんのこと最も効果的に印象を良くするのはやはり笑顔です。
笑顔は相手に安心感を与える効果があります。安心感があると会話もスムーズになりその場の雰囲気を良くすることでしょう。そこから相手へのコミュニケーションが円滑にはたらけば生意気な態度をとられることも少なくなるでしょう。
▼【対応が優し過ぎた】
あんまり強く言ったら嫌われちゃうし、仕事やめられちゃうし。なんて思って、ミスがあっても「 いいよいいよ」やっておくからと優しくしていませんか?
それが相手に合わせた優しさならいいんですが、 この先輩はなにをやっても怒らない。先輩がやってくれる。と思われてしまうと後輩はいつまでたっても成長しませんし、この優しさを逆手にとって生意気な言動をするのかもしれません。
また、自分は必要ないんじゃないかと思い仕事へのモチベーションを下げているのも原因かもしれません。 仕事へのやる気をなくせば生意気な言動を起こすことも。
▼【尊敬されていない】
相手がだんだんと態度が生意気になってきたなと感じるならば、それは相手があなたを下に見ている可能性が高いです。生意気な人の特徴として自分が絶対という自信に満ちている。良い事でもあるのですが行き過ぎてくると周りが悩む厄介な人になってしまいます。
ただ、仕事もろくにしないでおしゃべりばかり。文句ばかりいって何も行動しない人。こんな人に指導してもらってもあなたは素直に受け入れられますか??すべての人がなまけているとは思いませんが、後輩から尊敬される部分があればおのずと慕われるのではないでしょうか。尊敬されない行動をしていないか自分を見つめなおすことも必要です。
すぐに尊敬されるのは難しいですが、あなたが尊敬している先輩や上司を思い浮かべ振る舞いなどを近づける努力をしましょう。
▼【社会に出てまだ日が浅い】
新入社員として入社して間もない場合、学生気分の延長で社会人としての自覚がまだ身についてないと生意気に見えたりします。言葉使いが友達と変わらないなど気になる事はしっかり先輩であるあなたが指導してあげましょう。
このままいくと後輩もあなたも困るだけでなく取引先などにも恥をかくかもしれません。もちろん中にはしっかりしている後輩もたくさんいると思います、その後輩をお手本にできるように生意気な後輩に指導しましょう。
▼【怖いと思われていない】
「以前に注意を受けたが全然怖くない」なんて思われてるかもしれません。
怖くないからまた同じ行動を起こすのかもしれません。
ビシッと言うときは言うと怖い人の印象を受けると生意気な態度は少なくなるかもしれませんね。ですが、理不尽に怒ったり、怒鳴りつけたりは人間性を疑われますので注意してください。普段は優しいが怒ると怖いイメージをつけておけば生意気な行動は少なくなるかもしれません。
3.今後の行く末はあなた次第?
生意気な後輩と関わるようになって、あなたはどうしたいと考えてますか??どうにか関係性を改善させたいのか。もう仕事上など必要最低限のみであとは関わりたくもないのか。言ったことさえやってくれればいいとか。ものすごく慕われたいのか?
まずは自分がどうしたいかビジョンをはっきりさせましょう。仕事でもなんでもそうですが自分が決められないことに対して改善策は生まれてきませんので。どうしたいかで接し方も変わってくるのではないでしょうか?
4.生意気な後輩への接し方
あなた自身はどうでしたか?当時の事を思い出してみましょう。あなたを指導してくれた先輩とは良い人間関係を築けてきましたか?
それとも今、あなたを悩ませている生意気な後輩のような態度をとってはいませんでしたか?後輩への指導はいわばあなたに課せられた試練でもあります。あなたの指導でこの先、その後輩がますます生意気になるのか、指導の甲斐あって立派になるのかあなた自身も試されます。
▼【ポイント①伝え方が大事】
相手の年齢や今までの経験などはわかりませんが、生意気な発言や行動が目に留まるようならまずは伝えてあげましょう。もしかしたら本人は自分の言動を不愉快にさせている意識がまったくないかもしれません。年齢が若いならなおさら社会人になった自覚をもってもらえるように指導してあげましょう。
単にやめてほしいと伝えるのではなく、理由と要望をセットに伝えその後はどうなるかを一緒に考えるフォローも忘れないように伝えてあげるといいかもしれません。
▼【ポイント②言葉使い】
後輩といえども命令口調なんかはやめましょう。やはり、ああしなさい、こうしなさいと言われれば親でも反論したくなりますよね。命令口調は威圧的になり反論したくなります。後輩にもです、ます口調で仕事をお願いするときにはお願いしますと親しき仲にも礼儀あり、という言葉があるように最低限のマナーは守りましょう。
▼【ポイント③怒らない注意の仕方】
今までの生意気な態度が積もりに積もって、ここぞとばかりに感情的に怒っては逆効果です。あなたの器の小ささが丸見えでますます生意気な態度をとり続けるでしょう。仕事のミスでも、日常的な注意でも淡々と伝える事が重要です。
冷静かつ的確な対応を心がけて、時間は長すぎてはだめ。長い時間注意を受けていると相手も反省の気持ちよりも反論の気持ちが出てきます。最後に今後このような事がないようにどうしていけばいいのかを一緒に考えてあげるのも必要です。注意を言うだけ言ってなんのフォローもないと思われない為にもこの一緒に考えるというフォローがとても大事なのです。
▼【ポイント④チャンスを与える】
後輩がひとりでできます。と自信をもって言うならばやらせてあげましょう。もちろん判断に迷うものはあるかもしれません。最悪できなかった事を考え周りがフォローできる体制を影でとっておくのも必要かもしれません。チャンスをあげる機会を逃せばますます態度が悪化していくかもしれません。
もし、やり遂げる事ができたなら素直に評価してあげましょう。自信がある人なら特に評価されたいと思ってるはず。あなたにまかせてよかった。感謝している。と伝えてあげるといいでしょう。誰でも褒めてもらうとうれしいものです。褒めてもらい期待されることで次はもっと良くしようと努力してくれるかもしれません。 それでは、できなかったらどうしましょう?ポイント③同様、怒らない注意の仕方をしてみましょう。
▼【ポイント⑤周りを巻き込む】
相手が一人に対し、自分が対処しなくてはならない状況が手に負えない場合はあなたが周りに助けを求めましょう。自分の上司はもちろん、同僚や後輩の同僚にも改善のヒントがあるかもしれません。チームワークでの仕事ならなおさらです。一人の生意気な態度が周りにどんな影響があるのかも他の人に知ってもらう機会です。あなた一人が抱え込むことはないので周りを巻き込みましょう。
▼【ポイント⑥仕事ぶりを見せる】
背中を見て育つといわれているようにあなたの仕事ぶりをみせること。実績もなくミスが多い人に指導してもらっても素直に従えませんよね?自分の仕事をきっちりこなし後輩に一目置かれる存在になりましょう。
他にも必要最低限のビジネスマナーもできないようでは指導をする立場としては恥ずかしいので確認しておきましょう。
5.生意気な後輩に悩まない人になる
▼【悩まない人とは?】
あなたはどんな先輩が理想ですか?またあなたの先輩はどんな人でしたか?先輩に指導してもらっていた時の事を思い出してみてください。こんなところがイヤだった。と思うところがあったなら同じことは後輩にしない。あの先輩に指導してもらえてよかった、と思うことがあるなら後輩にもしてあげてください。あなたがその先輩に近づく努力も必要です。
▼【慕われる人】
慕われる人の周りにはいつも人が多いと思いませんか?クラスで人気者だった子を思い出してみてください。その子は単にスポーツができた子でしょうか?いつもふざけて周りを笑わせていただけでしょうか?それは人気になるきっかけであってその子は友達を大切にしていた子だと思います。慕われる人は人を大切にします。大切にされた人はその人の為に努力します。慕われる人はその努力を心から感謝することができる人なのではないでしょうか。
6.まとめ
生意気な後輩に頭を悩ます日々を送ってる人は、ポイントを押さえながら少しずつ後輩に寄り添ってみてはいかがでしょうか?
どこの場所でも円滑な人間関係は難しいものですが、避けて通れないことが目の前にあったら挑んでみましょう。相当な労力を使うかも知れませんが確実にあなたの指導力も上がっていきますし、あなた自身も得ることは多いはずです。生意気な後輩がかわいい後輩に変わりますように。