モラハラに悩むすべての人へ。今すぐできる対処法・改善策とは?
モラハラに悩むすべての人へ。今すぐできる対処法・改善策とは?
1・モラハラの意味・定義とは?
2・モラハラ男の特徴とは?
3・モラハラ男・彼氏の原因とは?
4・モラハラ彼氏の対処法とは?
5・彼氏との適した別れ方とは?
6・モラハラ夫と離婚したい
7・離婚しない場合の対処法
8・モラハラ妻の特徴
9・モラハラ妻の対処法
10・職場でのモラハラはどう対応する?
11・まとめ
「家庭でのモラハラはどう改善したらいいのだろう?」「職場でのモラハラにもう限界。」など、モラハラの問題はなかなか人に相談することができなくて、悩んでいる人も多いかと思います。
しかし、ちゃんと問題に向き合うことで改善できる可能性は高いのです。では、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?
1・モラハラの意味・定義とは?
モラハラとはモラルハラスメントの略です。
モラハラは自覚症状がある時はもちろん、気付かないうちにしていたり、されていたりすることもあるのです。モラハラとは主に、精神的苦痛を相手に与えるということになります。「お前はだめだ。なんでできないんだ。何回言ったらわかるんだ。頭悪いのか。」など、相手にひどいことを言っておとしめていく行為です。
言われた方は、「自分が悪いんだ。自分はなんでこんなこともできないんだ。」と思ってしまう傾向にあります。これはしっかりとしたモラハラなのに、お互いに気づくこともできないということも多いのです。今回はそんなモラハラについてご紹介したいと思います。思い当たる方はぜひ参考にしていただければと思います。
2・モラハラ男の特徴とは?
モラハラをする人は男性も女性もどちらもいます。しかし、圧倒的に多いのが男性です。
では、モラハラをする男性の特徴とはどのようなものがあるのでしょうか?
それを事前に知っておくことで、まだ結婚していない人は対策を練ることができると思います。それでは、詳しくみていきましょう!
▼【他人からの評価を気にする】
モラハラをする人は、周りからの評価をひどく気にする人が多いです。
普段は自己中なのに、いろんな人がいる前では異常なほど気を使ったり、カッコよく見せたり、自分の彼女や妻をとても優しく扱います。周りからは「素敵な彼氏だね。」「素敵な旦那さんだね。」と褒められたいのです。
また、同僚の前ではミスをしても隠したり、いかにも自分は完璧な男だと見せつけたりする傾向にあります。とにかくブライドが高く、周りからいい評価を得たいという欲求が強くある傾向にあるでしょう。
▼【自分の意見が正しい】
どんなに本人の意見が間違えていたとしても、絶対に意見を曲げようとしません。常に自分の意見が正しいのです。
万が一途中で自分の意見が違うとわかった時は、他の人のせいにする傾向があります。「お前がこうしたからだろう。」「お前がこう言ったからだろう。」と人のせいにして、自分は正しいことしか言っていないと言い切るのです。
自分のミスを認めようとしないのです。そのため、周りの人は「あ、またか。私が折れよう。」と思って何も言わずに周りの人が気を使ってくれるのです。そのことに気づいていないということも特徴の一つです。プライドが高くて、自分の間違えたことを認めたくないのでしょう。
▼【優しい時もある】
基本的には相手にキツくあたりますが、うまく定期的に優しさも取り入れるのが特徴です。
つい、自分を守るために妻や彼女に強く当たってしまいますが、自分から離れていきそうと思った時は優しくするのです。「そんなお前とやっていけるのは俺だけだよ。」「君の全てを受け入れているんだよ。」などと優しい言葉をかけるのです。
そうすると、言われた女性は「そうなんだ。こんな自分と付き合ってくれるのは彼しかいないんだ。」とうまく丸め込まれてしまうのです。そして、そのパワハラ男から抜け出すことができなくなってしまうのです。愛とムチをうまく使いこなして、自分のもとに置いておくことが上手なのでしょう。
▼【束縛をする】
モラハラをする男性は、彼女や妻を束縛する傾向にあります。常に行動を把握していないと気が済まないのです。
今日はどこに行っていたのか、なぜ事前に言わなかったのかなどどんどん問い詰めていきます。常に自分のもとに置いておきたいのです。そして、把握しきれていない行動が心配になってついキツくあたってしまうのです。
俺の女は思い通りに動いて当たり前と思ってしまうのでしょう。その枠から外れた行動をするとカッとなってしまうのです。時には、「なぜそんな集まりに行くんだ。家にいろ。」などと事前に報告をしてもいちいち口を突っ込んでくる人も多いです。付き合ってしまうと、その彼一色になってしまうでしょう。
3・モラハラ男・彼氏の原因とは?
では、そもそもなぜモラハラするような男になってしまったのでしょうか?
優しい男性もいるのに、優しくない男性もいる。その違いはどんなものがあるのでしょうか?実は、小さい頃からの様々な原因があるのです。詳しく見ていきましょう!
▼【自分に自信がない】
モラハラになってしまう男性の中には、実は自分に自信がないという人が結構多いのです。常に上を目指して向上心があるのはいいのですが、どんなに上を目指しても「自分はまだまだだ」と思って自分に満足を得ることができないのです。
そのため、そのストレスを周りの弱い人にぶつけてしまうことになるのです。強く言うことで、自分より弱い人間がいる。そう感じることで自分に優越感を感じることができるです。仕事では常に劣等感を感じているので、せめてプライベートでは優越感を感じたいと思うのでしょう。
▼【甘やかされて育った】
上記とは逆に、自信過剰な人もモラハラになりやすい傾向にあります。小さい頃からずっと褒められて育ち、周りからもチヤホヤされてきた人にとっては「自分はすごい人間なんだ」と過信しすぎてしまうのです。そのため、周りの人は自分の思い通りになって当然と考えてしまうのです。
いつも「◯◯くんはすごいね。頭がいいね。さすがだね。」と言われている人は要注意です。家族が仲がいいのは大切ですが、あまりにも周りが褒め称えているような環境はそれが当たり前になってしまっているので、あなたも常に褒めなければ機嫌を損ねてしまう原因にもなってしまうでしょう。
▼【発達障害の可能性も?】
普通に生活をしていれば、どんなことを相手に伝えると相手は喜ぶのか、傷つくのかがわかってくるはずです。しかし、それを感じることができない大人は、幼い頃から発達障害だった可能性があります。「人の気持ちを理解することができない。」「相手の思っていることがわからない。」などの特徴があります。
その場合は、しっかりと専門家に診てもらう必要があるでしょう。相手に直接言えるのであれば伝えて、一緒に診てもらいに行くのがいいでしょう。しかし、相手はモラハラ男です。プライドがとても高いので第三者を交えて伝えた方がいい場合もあります。その辺は相手を見て慎重に進めていくことが重要となるでしょう。
4・モラハラ彼氏の対処法とは?
「もしかしたら私の彼氏、モラハラ男かもしれない」と感じている人も少なくはないのではないでしょうか。まずは、診断をしてみましょう!
それから、モラハラの可能性が高ければ、別れるのかそのままお付き合いを続けていくのか自分で判断しなければなりません。モラハラの限度にもよりますが、あなたがしっかりと決断をしていかなければならなくなるでしょう。 では、まずは診断からしてみましょう!
▼【彼氏の診断チェックをしてみよう!】
まずは、彼氏のモラハラ度合いをチェックしてみましょう!
▪️最初は優しいが急に豹変する。
▪️気分によって言っていることがコロコロ変わる
▪️自分を正当化する。
▪️口がうまく、うまく丸め込まれる
▪️「お前を受け入れてやっている」という感じでいる
などがあります。少しでも当てはまるものが多ければモラハラ男の可能性が高いです。その人とやっていくのであればそれなりの対処が必要です。やっていく気がないのであれば、早めに別れる決断をしておいた方がいいでしょう。
モラルハラスメントとDV|まきメンタルクリニック|【梅田】心療内科・精神科・医療相談
参考元:まきメンタルクリニック
▼【彼氏のモラハラは治る?】
もしもあなたが、その彼氏とやっていくと決断したのであれば、そのモラハラを治させる努力が必要となってくるでしょう。まず行うべきことは、相手に「モラハラをしている」ということを自覚させることです。別れずにその彼とやっていくという選択を選んだということは、そこまでひどいモラハラではないと思います。
まずは、モラハラをされてた時にすぐに「それ、モラハラだよ。」「すごく傷つくからやめて。」と何度も言うようにしましょう。彼は無意識で言ってしまっているので、言われたことで気づくようになります。治るまでは何度も言わなければなりませんが、愛の力で根気強く言い続けることが重要となるでしょう。
▼【言い返す】
モラハラの内面は小心者です。自分を強く見せたい、強くありたいから自分より弱い人をおとしめるのです。そうならないためには、その彼より弱い人間にならなければいいのです。最初は勇気が必要かもしれませんが、ハッキリと言い返すようにしましょう。
今まで何も言わなかった彼女が急に怒り出したら、相手はどうしたらいいのかわからなくなるはずです。「私だって怒るのよ!」ということをしっかりとアピールすることで、相手の行動は変わってくるはずです。相手は彼女が自分の元から離れるのが嫌なので、自分の発言に気をつけるようになることでしょう。
▼【相手にしない】
言い返すことが苦手な人は、相手にしないということもかなり効果的です。何を言われても無視をするのです。今までは、「ごめんなさい。私が悪かったわ。」などといちいち謝っていませんでしたか?それを、これからは何も言わないようにするのです。
そうすると、相手はびっくりするはずです。「あれ?謝ってこない。どうしてなんだ?怒ったのかなぁ?」っと心配になるはずです。とにかく、相手の発言で傷ついている、怒っているということを相手に伝えることがとても重要です。言い返せない人はとことん無視をして、相手にしないことを貫きましょう。
5・彼氏との適した別れ方とは?
▼【結婚する前に別れたい。】
モラハラ彼氏と別れるには、通常の別れ方ではうまくいかないことがほとんどだと思います。相手は口がうまいのでうまく丸め込まれる可能性があります。また、家で二人っきりの時に言うとなんて言われるかわかりません。それが怖くてなかなか切り出せない人も多いかと思います。
しかし、そのままだといずれ結婚することになってしまいます。結婚してしまえば、さらに別れることが困難になってしまいます。では、モラハラ彼氏と別れ話をするにはどのようなことに気をつけるといいのでしょうか?
▼【外で別れ話をする】
モラハラ彼氏と別れ話をする時は、必ず家の中ではなくカフェなど公共の場で話をするようにしましょう。もし、密室の部屋で話したとすると、彼氏が興奮してどうなってしまうかわかりません。あなたに永遠とひどいことを言うかもしれませんし、酷い時はカッとした行動に出るかもしれません。
また、逆に内面は弱いのでぐしゃぐしゃになって泣きべそになるかもしれません。どちらにしろ困るのはあなたですので、必ず公共の場で話すようにしましょう。モラハラ彼氏は周りからの目がとても気になるので、そのようなところであれば冷静を装って話すことでしょう。
▼【第三者を交える】
モラハラ彼氏は、冷静に話しができない可能性があります。あなたから別れを告げても、「そんなの受け入れるわけないだろう。」となかなか別れ話に決着がつかないこともあります。そんな時は、彼の先輩や上司など彼が逆らえないような人を交えて話すといいでしょう。
そのような人からも一緒に別れるように言われれば、「嫌だ」とは言えなくなるはずです。むしろ、プライドが高いので「俺の方が限界だったよ。」なんて言葉を言うかもしれません。それはそれであっさり関係を終わらせることができるのでいいでしょう。協力してくれた方には菓子折りなどをお渡しして、必ず感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
▼【強い気持ちで話す】
別れ話をする時は、「何があっても絶対に別れる。」という強い意志が必要です。相手は口がうまいので、うまく丸め込まれる可能性があります。また、相手が落ち込んでいると「やっぱりかわいそうかなぁ。」っと思って別れを取りやめてしまう人もいるのです。
その時にしっかりと決断をしなければ、また同じ日々の繰り返しです。最初は辛いかもしれませんが、後々必ず別れてよかったと思う日がくるはずです。あなたは今後、どのような人生を歩んでいきたいのか、しっかりとイメージをして、この人ではないのであれば強い意志を持って別れましょう!それがあなたにとってとても重要な行動となります。
6・モラハラ夫と離婚したい
▼【モラハラ夫が怖い】
モラハラ夫と離婚したくてもなかなかできないという人も多いかと思います。夫が怖くて離婚の話しさえできない人も多いかと思います。しかし、そのままではあなたの一度きりの人生は、そのモラハラ夫に耐える日々で終わってしまいます。
また、モラハラ夫と離婚するにはしっかりといろいろな準備が必要となります。具体的にどのようなことが必要となるのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
▼【証拠を残しておく】
モラハラ夫と離婚するには、スムーズにいかないことがほとんどだと思います。二人で話し合うだけで離婚できるのであればいいですが、なかなか納得してもらえずに離婚調停を行わなければならないこともあります。その時に必要になってくるものが「証拠」です。証拠がなければあなたは勝つことができません。
日々、言われていることを音声で残しておくようにしましょう。また、具体的にいつ、どこで、どのように言われたのかを事細かくノートに書いておくのです。それを紙にまとめて調停に提出することで、一気にあなたは有利になるでしょう。すぐには用意ができないので、かなり早い段階から記録を残しておく必要があるでしょう。
▼【生活費を貯めておく】
当たり前の話しですが、離婚をするということは自分で生活費を稼がなければならなくなります。共働きの家庭であれば問題ないかと思いますが、専業主婦だった方にとってはかなりハードルが高くなると思います。実家に帰るのであればパートでなんとか生活はしていけるかもしれません。
しかし、一人暮らしをするにはそれなりのお給料が必要になってくるでしょう。また、一人暮らしをするには初期費用がかなりかかります。そして、離婚調停で決着がつけばいいですが、決着がつかない場合は裁判となり、かなり長い期間の戦いになりますので、それなりの生活費が必要になります。そのことも考えて行動しなければ、「離婚しなければよかった。」となってしまいます。
▼【離婚後に気をつけること】
モラハラ夫と離婚できたとしてもまだ安心はできません。モラハラ夫は離婚後でもしつこくつきまとう可能性があります。どんなに強がっていても心は子供。寂しくて仕方がないのです。しつこく電話をかけてきたり、あなたの家の前で待っていたりするということはよくある話しです。
別れたら必ず電話番号は変えるようにしましょう。そして、新しい家はできるだけ遠くにして、夫がわからないような場所に住むようにしましょう。万が一、子供の関係で連絡をしなければならない時は、弁護士を通して連絡をとるようにするといいでしょう。お金はかかってしまいますが、私生活を平和に過ごすためには重要な出費となるかと思います。
7・離婚しない場合の対処法
モラハラ夫と離婚しないと決断する人も多いかと思います。自分のことだけではなく、子供のためにこのままの方がいいと思うのでしょう。どちちらがいいのかは、その家庭にもよりますが子供の幸せが自分の幸せと感じる人にとってはこの選択も間違いではないかと思います。
また、モラハラ夫と生活していくためにはしっかりと対処法もあるのです。離婚しないと決断したのであれば、相手を変えるという行動を起こすことが重要です。では、具体的にどのようにするといいのでしょうか?詳しくみていきましょう!
▼【無視という対処法】
まずは、モラハラを受けた時は無視をしてみましょう。今まで謝っていた妻が、急に無視をするようになると夫はドキッとするはずです。どうしたんだろう?心は小心者なので、相手が怒ってしまうとどうにもできなくなってしまうのです。
そのため、「あなたの発言で私は怒っている」というアピールをすることが必要になります。言い返すことができれば一番理想的ですが、なかなかできない人も多いかと思います。まずは、とことん無視をすることから始めてみましょう。きっと夫はそわそわし始めるはずです。
▼【しっかりと話し合う】
子供がいる家庭であれば、間違いなく子供に悪影響があるかと思います。夫婦二人だけの生活であればただ我慢すればいいかもしれませんが、子供に影響があると、その子の人生も大きく左右されてしまいます。そのため、子供のためにもしっかりと治して欲しいということを話し合うことが重要となるでしょう。
子供のためと言われれば、相手もハッと気づく人も多いかと思います。癖はなかなか治らないため、周りの協力も必要となるかと思いますが、少しずつ改善していくことは可能です。自分を強く持って、モラハラされたらしっかりと指摘できる心構えを持つようにするといいでしょう。
8・モラハラ妻の特徴
▼【モラハラ妻かどうかチェックしてみよう!】
時代と共に増えてきている「モラハラ妻」。少し前までは、絶対に夫を悪くいう事は出来なかったのに、最近では女性の方が強いという家庭も少なくありません。男性より仕事ができたり、頭が良かったりする女性が社会進出と共に増えてきています。
そのため、優しい夫やあまり仕事に向上心がない男性はつい、モラハラ妻の餌食になってしまうのです。では、そのモラハラ妻とはいったいどのような特長があるのでしょうか。詳しくみていきましょう!
▼【夫のせいにする】
モラハラ夫とは逆に、モラハラ妻は、何かあれば全て夫のせいにします。たとえ妻が悪かったとしても、全て夫のせいにするのです。お金がないのも夫のせい、出費が多いのも夫のせい、自分が優しくなれないのダメな夫のせいとなるのです。
そう言われてしまうと、夫は「なんて俺はダメな夫なんだ。」と落ち込んでしまうのです。そして、妻がモラハラ妻だと気付かずにどんどん自分をおとしめてしまうのです。そこに第三者がいれば、「そんなことないよ。妻だって悪いよ。」と言ってくれるのですが、基本的には二人だけの会話になるので、言われた事はそのまま受け入れるしかなくなってしまうのです。
▼【絶対に謝らない】
何か問題が起こると、常に周りのせいにしているモラハラ妻。どんなに自分が悪くても謝ることはありません。「◯◯さんがこうしたからこうなった。」「この環境が悪い。ここに住んでいるからこうなった。」などと、全て自分以外の人や物のせいにするのです。
その思考の癖がついてしまっているため、自分から謝ろうという発想さえないのです。人は大きく二つに分かれます。何か問題が起きた時に、どんなことであれすぐに謝る人と謝らずに他の人のせいにする人。人のことを考えられる人は、どんなに自分のせいでなくても自分で進んでその問題を引き受けようとするのです。
▼【外ではいい妻を演じる】
モラハラ妻は、周りからの評価を強く意識します。そのため、普段は家の中では怒鳴り散らしているのに、外ではニコニコ優しいいい妻を演じます。また、電話に出る時は全く違う声になったり、家の中では見せないような笑顔を作っていたりするのです。
また、夫といる時は、うまく夫を持ち上げていかにも「私の夫は素敵な夫なんです」という雰囲気を醸し出します。うちは幸せで仕方がないとアピールをして、周りから羨ましがられるような夫婦を演じるのです。その違いに、夫は戸惑いを隠せない人が多いですがそれさえもだんだん慣れてきてしまうのです。
9・モラハラ妻の対処法
▼【どんな対策がいいの?】
常にモラハラ妻の言いなりになっていると、妻は変化しません。むしろ、モラハラをする度合いが大きくなってしまう可能性があります。今後もそのモラハラ妻と一緒に生活をしていくのであれば、それなりの対処をしていく必要があるでしょう。
では、具体的に夫はどのような対策を行えばいいのでしょうか?
▼【無になって聞き流す】
妻の言いなりなっていると、どんどん攻撃が止まりません。モラハラ妻はただ言いたいだけなので、言わせておけばすぐにすっきりするはずです。「あ、また言っている」と思って聞き流すようにしましょう。言っても無反応を繰り返していれば、怒っている自分がバカバカしく感じて何か妻に変化があるかもしれません。
妻は、悲しんでいたり悔しがったりしている夫を見るのが好きなのです。それで自分の優越感を感じることができるのです。しかし、その反応がなければ妻は満足しません。そして、怒っていても仕方がないと思うようになるので自然とモラハラは減っていくことでしょう。
▼【モラハラをしているということを伝える】
やはりモラハラ妻の場合も、まずはモラハラをしているということに気づかせることがとても重要です。自分で気づいて意識していかなければ一生そのままの性格で生活をしていくことになります。もし言える状況であれば、モラハラをしているということを伝えましょう。
そして、今後どうやって改善していくか二人で考えていくのです。子供がいれば子供にも悪影響です。家族全員のためにもしっかりと治していく必要があるでしょう。モラハラの癖はすぐには治らないので、何度も指摘する夫の忍耐力も重要となってくると思います。
▼【子供と一緒に離婚すると言ってみる】
何を言ってもダメな場合は、最終手段として「その性格を治さなければ、子供と一緒に離婚をする。」と言ってみましょう。共働きであればあっさり離婚されてしまう可能性もありますが、専業主婦の場合はその後の生活がかなり辛くなるので、意地でも改善しようとするはずです。
また、何よりも周りからの評価を気にするモラハラ妻ですので、離婚したという事実を周りに知られることをとても嫌がります。そのため、離婚はできる限り避けたいと思っているはずです。何を言ってもダメな時は、離婚という言葉を使うと効果的だと思います。
▼【妻を治療できる?】
モラハラは、専門のカウンセラーについてもらうことで治していくことができます。まずは自覚をして、二人で一緒に改善をしていこうという気持ちがとても重要です。カウンセラーに診てもらうとしても、意識して改善していくには本人の意思が重要です。
また、病院の精神科で診てもらうこともできますが、こちらはカウンセリングを受けて薬をもらうだけなので可能であれば専門のカウンセラーに相談をするようにするといいでしょう。どんな問題も二人の愛があればきっと改善できます。離婚を考える前に、できる限り使える手段は使ってから決断をしてもいいかもしれませんね。
10・職場でのモラハラはどう対応する?
▼【職場でのモラハラの事例】
職場でのモラハラは、明らかな行動からこれはどうなのだろう?というモラハラまでいろんなものがあるかと思います。まずはちょっと事例をご紹介したいと思います。
▪️仕事に対して批判するのではなく、人格を批判する
▪️わざと失敗させるように仕向ける
▪️仲間はずれにする
▪️他の人と明らかに違う態度をとる
▪️相手を怒鳴りつける
など、周囲に気づかれにくいものも結構あるのです。では、もしこのようなことがあったらどう行動に移せばいいのでしょうか?
▼【職場で相談できない問題は外部機関へ】
職場でモラハラを受けた場合は、可能であれば自分の上司や社長など上の人に相談をするといいでしょう。会社側としては、社内でモラハラが発生しているということは大問題になりますのでできる限り社内で止めておきたい問題なのです。
しかし、上司にも相談できない時があるかと思います。そんな時は、外部機関へ相談をするようにしましょう。「都道府県労働局」や「法テラス」で相談をすることができますので、まずはそこに連絡をするといでしょう。少し勇気が必要かもしれませんが、自分の人生は一度きりです。モラハラに耐える人生を変えるには、自分で行動を起こしていくことが必要となってくると思います。
総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省
参考元:厚生労働省
パワハラでお困りなら 法テラス|法律を知る 相談窓口を知る 道しるべ
参考元:法テラス
▼【訴えるには証拠が必要】
中にはモラハラを訴えたいという人も多いかと思います。訴えなかったとしても、他の人に相談をする時などどんな時も証拠が必要となってきます。その証拠とは、1つはボイスレコーダーで録音するということです。よく暴言を吐くような人は必ずボイスレコーダーで録音をするようにしましょう。
二つ目は、しっかりと記録を残しておくということです。暴言を吐かれた日時、場所、内容を事細かくノートに書いておきましょう。また、異常なほど不公平に与えられた仕事など写真に撮っておくことも重要です。毎日サービス残業をさせられているのであれば、タイムカードの写真も撮っておきましょう。とにかく相談をするには証拠が必要となりますので、早めの時期から情報を集めておきましょう。
11・まとめ
いかがでしたでしょうか。モラハラに悩んでいる人は世の中にとても多いかと思います。家庭でも職場でもずっといい関係を続けていくには、お互いの配慮がとても重要となってきます。しかし、毎日一緒にいるとなかなか相手のためを思い続けていくことが困難な場合もあります。
そんな時は諦めずに、改善への行動を早めに起こすようにしましょう!放っておいては、現状は何も変わりません。あなたのたった一度の人生をより良くしていくためには、ちょっとした勇気が必要になってきます。失敗を恐れずに、前を向いて行動していきましょう!きっと今までに見えなかった素敵な景色が広がっていくはずです。