仕事が不安でしょうがない!不安感を取り除く対処方法とは?
1.仕事への不安感が出てしまう原因
2.毎日不安を感じていると
3.不安感や焦燥感を感じていると
4.不安感からくるストレスを解消する
5.不安感や恐怖感
6.まとめ
「仕事でまたミスをしたらどうしよう」「またあの人に嫌味を言われたらどうしよう」など、様々な不安をもちながら仕事をしている人が多いかと思います。
あまりにも不安が大きくなると様々な病気の原因になってきてしまいます。ここではそんな不安を取り除く対処法をご紹介したいと思います!
1.仕事への不安感が出てしまう原因
【失敗への不安感】
仕事に不安を感じてしまう大きな原因は、「失敗したらどうしよう」という失敗への不安感がほとんどです。
特に、新人の時はよくあることだと思います。最初はできなくて当然です。周りの出来る先輩たちだって最初はあなたと同じように何もできなかったのです。
しかし、できなくて当たり前と言われていても、失敗してしまうと怒られるのは当然です。怒られる経験があまりない人にとっては、一度怒られるだけで大きく凹んでしまうのです。
逆に、同じように失敗して怒られても全く気にしていない人がいるでしょう。そういう人こそ、どんどん先へ進んで行くのです。いかに怒られることに恐怖を感じないかが重要になってくるでしょう。
【自分に自信がない】
会社には仕事が出来る人と出来ない人がいると思います。
その人たちを比べて、自分ができない人になっていたら自分に自信をなくしてしまいます。人によって得意不得意な分野があって当たり前です。たとえ今はできなくても、コツコツと頑張ればそのうち結果は出るはずです。
「すぐに結果を出さなければ!」「あの人に追いつかなければ!」と焦っていることで空回りをして、さらにできなくなってしまう可能性があります。人は人、自分は自分と別々に考えて仕事をすることで自分の精神面を守ることが出来るでしょう。
また、自分に自信が持てない原因の1つとして、「自分の強みがわからない」ということが挙げられます。自分の強みを知っていれば、仕事においてどのような状況であればパフォーマンスを出せるのかがわかり、自信を持てるかもしれません。
【人間関係がうまくいかない】
仕事でストレスを感じる面は、人間関係が大きく影響していることが多いです。完璧に人間関係がいい職場は逆にないと思っていた方がいいでしょう。世の中はいろんな人がいて成り立っています。気が合う人がいれば、気が合わない人もいるでしょう。
気が合わない人といかにうまくやっていくかが重要になってくるかと思います。自分はあの上司に嫌われているのに、うまくやりとりをしている同僚を見ると落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、悩んでいてもどうにもなりません。上司に認めてもらえるにはどうしたらいいのか考えたり、本で学んだりすることで不安を解消出来るのではないでしょうか。
【ミスを許せず、完璧主義になっている】
完璧主義の人は、日々仕事に不安を抱えている可能性が高いでしょう。どんな小さなミスも許さない、完璧に仕事をこなしたいという気持ちは、自分に大きなストレスを与えてしまいます。どんなに優秀な人であっても、完璧な人はいません。
小さなミスであれば気にしないという余裕を持たなければ、精神的に病んでしまいます。ちょっとのミスくらいは笑い飛ばしてしまいましょう!
仕事熱心なのはとてもいいことですが、あまりにも自分を追い詰めると大きな病気にかかって長期で仕事を休まなければならなくなってしまいます。自分の体調管理ができてこそ、完璧な人と言えるのではないでしょうか。
【新人でわからない事が多い】
特に新人の時や、入社したてのときはどんなに頑張っても不安は取り除くことは難しいでしょう。一度でも経験していることであれば、その流れがわかるので安心して構えることができます。しかし、新人のころは全てが想像できないことばかりです。
その度にどぎまぎしてしまい、自分に劣等感を感じてしまうのです。最初はできなくて当たり前です。先輩もそう思ってしっかりと教えてくれているはずです。最初は結果を出そうではなく、いろいろ学ぼうという姿勢で行うといいでしょう。
先輩の仕事を近くで見ることは今後なくなっていくかもしれません。新人の時の特権だと思って、しっかりと学ばせてもらいましょう!
2.毎日不安を感じていると
【夜眠れない】
次の日仕事での不安がある場合、「仕事の前日になると夜眠れなくなる」「寝ようとしても眠れない」ということが起きてしまいます。特に、仕事で失敗して怒られた経験がトラウマになってしまったり、次の日行う仕事への自信がなかったりということから心配で眠れなくなってしまうのです。
また、考えれば考えるほど脳が興奮状態になってしまいますので、さらに眠ることができなくなってしまうのです。ずっと考えていたら朝になってしまっていたということもよくあるはずです。
どんなに次の日が心配でも、何も考えずに寝ることが大切になってくるでしょう。自分の好きなことを考えるようにすると、脳がリラックスモードになって眠りやすくなるはずです。
【仕事を辞めたいと思ってしまう】
あまりにも不安が多く、自分に自信をなくしてしまうと仕事を辞めたくなってしまいます。不安が大きいと、夜眠れなくなり、次の日さらに自分のパフォーマンスが下がっていく。そして、自分にさらに自信をなくしてく。仕事をしたくなくなる。仕事を辞めたい。という流れになってしまうのです。
日々の不安は、可能な限り早めに対処していくことがとても重要になってきます。主に、仕事ができなくて不安を感じてしまうことが多いかと思います。会社には素敵な先輩が沢山いるはずです。ちょっとしたことでも自分で抱え込まずに、どんどん先輩を利用して解決をしていきましょう!「先輩に迷惑がかかる」とは思わなくて大丈夫です!
【情緒不安定になる】
長期間不安からのストレスを感じてしまうと、急に泣き出したり、常にイライラしたりと情緒不安定になってしまいます。特に、仕事の締め切り間際になると、「仕事が終わらない!間に合わない!」などとものすごいストレスになってしまい、仕事を投げ出してしまう人もいるでしょう。
極度の不安やストレスを感じてしまうと、このように情緒不安定になってしまい、周りの人も対処しにくい状況になってしまいます。
軽度であれば、泣くことでスッキリする人もいるでしょう。しかし、「仕事の締め切りが間に合わない」という現実は変わらない状態になります。他の人に手伝ってもらうことができるのであれば、積極的にお願いをして解決策をとるようにしましょう。
【朝、不安感が一番大きい】
朝起きると一番不安感が大きくなってしまう人は要注意です。「今日、大切な家族が事故にあったらどうしよう」「愛犬にもしものことがあったらどうしよう」と、これから始まる1日が怖くなってしまうのです。本当であれば、朝は「今日はどんな楽しいことが起きるのかな!」とワクワクしながら起きるのが理想的です。
しかし、常に最悪の状況を考えて落ち込んでしまうので、なかなかベッドから起き上がることができないのです。また、その不安感から身体は疲れてしまってやる気もなくなってしまいます。
また、仕事へ行きたくないという思いが強い場合も同様です。あまりにも酷い人はカウンセリングを受けてポジティブに過ごせるように指導を受けた方がいいでしょう。
【休日も不安感に襲われる】
休日も仕事の不安感に襲われる人は、「休日恐怖症」という病気の可能性があります。休日はゆっくり日々の疲れを取りたいという人がほとんどだと思います。しかし、日々ものすごい仕事をしている人にとっては、休んでいる方が落ち着かないのです。
休日でも会社に残してきた仕事のことが気になって、急に会社に行くこともあるでしょう。また、家で仕事をすることも多くなります。本人は仕事をしている方が安心できるのです。
しかし、休日はしっかりと休まないと、イライラするようになったり、家族にあたったりすることも出てきてしまいます。家族との関係もうまく保つには、自分を休めることも必要になってくるでしょう。
3.不安感や焦燥感を感じていると
【不安障害とは?】
私たちは日々、いろいろな不安を抱えながら生きています。しかし、その不安が行き過ぎてしまうと、「不安障害」という病気にかかってしまいます。不安障害とは、人によって6つほどの病状があります。
▪️パニック障害
▪️高所恐怖症、閉所恐怖症などの恐怖症
▪️社会不安障害
▪️強迫性障害
▪️PTSD(外傷後ストレス障害)
▪️全般性不安障害
などに分けられます。では、それぞれ具体的にどのような病状なのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
不安障害について | 不安障害とは? | こころのスキルアップ・トレーニング
参考元:こころのスキルアップ・トレーニング
【パニック障害】
パニック障害は、強い不安を感じると起きる病気です。突然起こることが多いので、誰がいつ急に発症するかわかりにくい病気です。症状としては、心臓がドキドキする、呼吸困難、発汗、めまい、ふるえ、しびれ、恐怖感などがあげられます。始めて体験する人にとっては、これで死んでしまうのではないかと思うほどの恐怖感があるでしょう。
特に呼吸困難の場合は、酸素を吸うことができなくなってしまうのでさらにパニックになってしまうでしょう。
呼吸困難になってしまった場合は、落ち着いてゆっくり息を吸ったり吐いたりすることで収まります。周りに人がいれば、安心するような声がけがあるだけで気持ちが落ち着きます。もし一人だった場合は、自分自身でコントロールしなければならないので、早めに病院で見てもらったほうがいいでしょう。
【高所恐怖症・閉所恐怖症】
高所恐怖症や閉所恐怖症の人は周りには多いのではないでしょうか。芸能人でも結構いますよね。高所恐怖症は「高いところから落ちたらどうしよう」と思ってしまいますし、閉所恐怖症は「狭くて息苦しい。このまま出られなかったらどうしよう。」と思ってしまうのも当然です。
どちらも思ってしまうのは人として当然のことです。しかし、あまりにも具体的にイメージをしすぎてしまうと、その場で混乱してしまうこともあります。
また、過去に高いところから落ちそうになったり大きな怪我をした経験したりしたことがある人は、そのトラウマから発症してしまうこともあるでしょう。どちらも、カウンセリング受けることで症状を和らげることができます。気になる方は病院で診てもらうといいでしょう。
【社会不安障害】
社会不安障害とは、人から悪く思われたくないという思いから人前に出ると異常に緊張してしまう疾患です。よく人前で緊張してしまう人がいるかと思います。軽度であれば、ただのあがり症となりますが、極度の緊張や恐怖がある場合は社会不安障害として扱った方がいいでしょう。
ひどくなると仕事ができなくなったり、外出ができなくなってしまったりと社会復帰が難しくなる可能性が出てきてしまいます。もし自分は社会不安障害かもしれないと少しでも感じるのであれば、早めに精神科で診てもらいましょう。適切に治療を行うことで、改善率はかなり高いと言われています。
【強迫性障害】
強迫性障害とは、自分でもくだらないことだと感じていても、頭から離れなかったり、何度も同じことを繰り返してしまったりしてしまう疾患です。強い不安やこだわりがあると、心配で何度も確認してしまうのです。主に、「ドアに鍵をかけたかな?」っと何度も心配になって確認をしに行く。
また、「キッチンのガスは閉めたかな?」と心配になって出掛けた後でも、わざわざ家に戻って確認をしにいくということが多い人は要注意です。
家を出る時に必ず確認をしているようにしても、それでも安心ができなくなってしまうのです。手を洗っても綺麗になったと思えない場合も強迫性障害です。本人は気づきにくいのが特徴となっています。家族や周りにそう言う人がいたら早めに伝えてあげましょう。
強迫性障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省
参考元:厚生労働省
【PTSD(外傷後ストレス障害)】
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)は、極度のショック体験や強い精神的ストレスによって心にダメージを負うものになります。長時間経ってもなかなかその体験の恐怖を克服できない状態が続きます。主に、震災などの自然災害、家事、事故、犯罪被害などが原因といわれています。
症状としては、何度もその体験を思い出す、不安や緊張がずっと続く、めまいや頭痛があり眠れないなどの特徴があります。もしも、ショックな体験で眠れなくなったり食欲がなくなったりした場合は、PTSDの可能性がありますので、早めに専門機関で診てもらうようにしましょう。
PTSD|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省
参考元:厚生労働省
【全般性不安障害】
全般性不安障害とは、日常の様々な不安なことを考えて自分でコントロールできなくなってしまう疾患です。主に、現在や過去のことよりも、将来の予期不安の方が強くあらわれることが特徴となっています。「家族が病気になったらどうしよう。」「家族が事故にあったらどうしよう。」などと永遠と悩んでしまうのです。
普通の人ももちろんその不安はあります。しかし、「そうなったらその時に考えよう」と自分でコントロールできるのですが、全般性不安障害の人は自分でコントロールができないのです。
症状としては、落ち着かない、吐き気、眠れない、熟睡できない、息苦しいなどの症状があげられます。少しでも体調に変化があれば何かしらの病気にかかっている可能性がありますので、早めに病院で診てもらいましょう。
4.不安感からくるストレスを解消する
【①好きなことを楽しむ】
不安なことがある時は、とにかくそのことを考えないことが重要です。休日は自分の好きなことをして、それに没頭しましょう!そうすると、仕事の不安はその間だけでも忘れることができているはずです。また、好きなことをしているので、リフレッシュにもなり一石二鳥となるでしょう。
不安なことや失敗したことは考えても無駄です。ストレスを溜めない為には、考えなくていい時は考えないことです。これは実は結構大切なことなのです。考えていた方がいいと思われがちですが、仕事と休日をしっかりと区別するほうが、仕事のパフォーマンスは確実に上がるのです。
【②不安なことを紙に書き出す】
不安なことは頭で考えていても一向に解決策は見つからないことが多いです。一度不安なことを全て紙に書きだしてみましょう。そうすると、なぜ不安なのかが見えて来るはずです。全て箇条書きにして、右に→を書いて、「この不安はどうしたら解決できるか?」と考えて答えを書いていきます。
そうすると、一つ一つの不安を解決していく手段がわかるのです。一つ一つ不安を解消していけば、不安なことがなくなるはずです。不安要素が沢山ある人にとっては地道な作業かもしれません。しかし、何もしないよりは確実に不安のない未来へ近づいているはずです。
【③できている自分をイメージする】
つい人は、自分の弱点に目がいってしまう方が多いかと思います。自分の弱点ばかり見ていたら不安になるのも当然です。もし、次の日に絶対に失敗できない仕事があるのであれば、自分が成功しているイメージをもちましょう。明確に想像することで「自分はできる!」と思うことができます。
もし不安なこと、知識不足なことがあれば、今のうちにしっかりと頭に入れておきましょう。しっかりと対策をすることでそれが自信となり、自分の成功しているイメージを勝手にもてるようになるでしょう。
【④先輩や友人に話しを聞いてもらう】
仕事の内容であれば、同僚や先輩に不安を打ち明けてみましょう。話すだけで気が落ち着くこともよくあることです。また、先輩であればあなたと同じように悩んだ時期もあったかもしれません。そうすると、そうなった時の解決策を的確に教えてくれるはずです。
また、人間関係のことなどで悩んでいた場合は、なかなか会社の人に言い難い場合もあるかと思います。そのような時は、家族や友人など身近な人に話しをしてみましょう。人間関係で悩むのは、誰でも経験があるはずです。解決策がわからなくても、話すだけで少しはすっきりするはずです。
【⑤本などで不安の解消法を学ぶ】
誰に言っても解決できないような問題であれば、本屋さんに行ってみましょう。特に大きな本屋さんへいけば、何かしらの問題解決が出来る本があるはずです。特に、メンタルの面で悩んでいるのであれば、「メンタルを強くする本」や「自分のメンタルを和らげる本」など様々な種類があります。
ご自分に合った本を探すといいでしょう。また、近くに本屋さんがない場合は、インターネットで検索をしても解決策が見つかる可能性があります。今は様々なサイトで人々の悩みを解決していたり、ブログでその方法を紹介してくれていたりする人もいるのです。まずは検索から始めてみてもいいかもしれませんね!
5.不安感や恐怖感
【正しい食生活にする】
心と身体は繋がっています。食生活の乱れが心の乱れとも言われているほど、食生活は健康に生きていくうえでとても重要なものになってきます。不安なことが多いと、ストレスが溜まって味の濃いものを食べたくなるでしょう。また、ポテトチップスなどのお菓子を食べたくなってしまうことも多くあるかと思います。
健康的な食生活は、薄味で野菜たっぷりのバランスのとれた食事が基本です。まずは、しっかりと身体に入れる食べ物を見直すことから始めましょう!
【運動をする】
運動をすると、うつ病はもちろん、様々な病気の予防になると言われています。オバマ大統領や大きな会社の社長ほど忙しいのに運動を優先して行っていることは、健康を維持するためです。運動をすることで、幸福感を感じるホルモンのレベルを大きくあげることができます。
そのため、運動をするだけでいい気分になることができるのです。運動は、ランニングでも、ウォーキングでも、サッカーでも、ヨガでもなんでもいいでしょう。自分が好きだと思うことをやるのが重要です。ランニングがいいというからって無理して行っても、逆にストレスを抱えてしまうことも考えられます。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。仕事への不安は誰でも心の中で持っています。どんなに優秀だと思う人であっても、その人なりの不安は常に持っているのです。その不安といかにうまく付き合っていくことができるかが重要となるでしょう。
仕事の結果を出すには、ある程度の不安要素は必要です。不安があるからこそ自分の能力を超えた仕事量をこなすことができることもあるでしょう。しかし、その不安に押しつぶされそうになった時は、自分なりの解消法で和らげることで、うまく付き合うことができるはずです。
辛くなったら考えなくていいのです。自分をもっともっと大切にして、自分を信じてあげましょう!