プラトニックな恋愛『わんちゃん!』

「頑張りたくない」あなたへ!無理せず気持ちを立て直す方法とは?

8534 views
約15分

「頑張りたくない」あなたへ!無理せず気持ちを立て直す方法とは?

「頑張りたくない」あなたへ!無理せず気持ちを立て直す方法とは?

1.頑張りたくない時とは?
2.隠れた心理
3.「頑張りたくない」は甘えなのか?
4.頑張りたくないのに頑張ってしまう理由
5.自分の気持ちに正直に生きる
6.まとめ

人間なら誰にだって「頑張りたくない」と思う時があると思いませんか?

頑張りすぎたせいで「燃え尽き症候群」になりやすく、月に数回ほど放心状態になるといった方もいらっしゃいますよね?

頑張りたくないときは、頑張らなくてもいいと思うんです。そんな時は無理せず、少しずつ気持ちを立て直す方法が必要なのです。

そこで、頑張りたくない気分をやる気へと導く方法について考えてみたいと思います。

1.頑張りたくない時とは?

頑張りたくない時はどんなとき?

みなさんは頑張りたくないと思うことってありますか?これを書いている私には頻繁にあります。でも、やる時はやる!と決めているので、何とか全てが成り立っているのというのが事実です。



自分が独身で子どもがいなければ、もっと「ダラダラ」と生きることも出来たのかななんて、考えることはありますか?

人それぞれ頑張りたくない時は、さまざまでしょう。頑張りたくない時をパターン別に見て行こうと思います。




何もしたくない時

何もしたくない時って、誰にでもあると思います。

特に、やることが沢山ありすぎて、自分の中で消化しきれない時は思考回路がショートしてしまいます。結果、全てがうまく進みませんよね。「もう止めた!」と言ってしまいたいのは山々ですが、そう簡単にもいかないですよね。



これは、単なるやる気が無いという気持ちとは、別の感覚だということを感じるでしょうか?

この感覚は「やらなければいけない」と解かっているのに、それを「阻止しよう」とする気持ちがあると言えば良いでしょうか。

疲れがピークに達したとき

毎日頑張りすぎる方によくあるかもしれません。疲れすぎて「もう頑張れない」状態です。

私も夜に仕事をしている関係上、あまりの眠さに勝てないこともしばしば。疲れたときは、心も身体も限界なのかもしれません。もう少し自分に優しくなっても良いと思うのですが、自分に厳しくしてしまう性格の人は大変かもしれません。



疲れを癒すためには、やはり十分な「栄養」と「休息」です。それらを十分とることにより、心も身体もリフレッシュ出来るかもしれません。休息は体力的なものだけでなく、精神的な部分でも必要だと言えます。

全てがどうでもよくなった時

これまでの人生で「全てがどうでもよくなった」ことってありますか?

そういう状態になってしまうと、もう「どうにでもなれ」とか、「死んでしまいたい」とか、あらぬことを考えるわけです。そんな状態になることは生きているのであれば、意外と珍しくないかもしれません。



他のことを「何も考えられない状態」になったことなどないでしょうか?

恵まれた環境にいたことを感謝しつつも、心は「どこか遠く」へ行ってしまった状態と言えばわかり易いでしょうか。立ち直るまでにどれだけの期間が必要なのか、検討もできませんよね。




2.隠れた心理

隠れた心理とは?

みなさんは「アルフレッド・アドラー」という方をご存知でしょうか?

アドラーはオーストリアの精神病学者・心理学者です。彼はウィーンでフロイトに学んでいましたが、その汎性欲説にあきたらず「個人心理学」の学派を打出した著名な人物です。



アドラー心理学は、二つの点で際立った特徴があります。一つは、常識的な考え方をことごとく覆す点。もう一つは、フロイトやユングが「精神病者」を対象としたのに対し、「健常者」を対象としている点です。そのため、アドラー心理学は、人材教育にも応用が利くため、実効性が高いものとして評価されています。



[アドラー心理学の思想]


全体論:人間を分割できない全体として把握し、理性と感情・意識と無意識などの対立を認めないこと


目的論:行動の原因でなく目的を理解しようとすること


認知論:客観事実よりも、客観事実に対する個人の主観的認知のシステムを重視すること


対人関係論:精神内界よりも個人とその相手役との対人関係を理解しようとすること



他者を支配しないで「生きる決心」をすること、他者に関心を持って「相手を援助しよう」とすることがこの思想の特徴です。すべての悩みは、「対人関係の悩みである」としており、フロイトの原因論を覆す「目的論」の立場であると言えます。



さらに、アドラー心理学の中に「全体論」があります。要は、「分かっているけど出来ない」ということです。自分の中で「良い自分と、悪い自分が対立している」。「頑張りたい自分と、疲れている自分と、冷めている自分が対立している」という思想です。

この思想で考えるてみると、「頑張りたくない」というのは、自分自身の中で起きている「葛藤」が原因として高いことが挙げられると言えます。人の心は、非常に複雑ですね。
アドラー心理学とは:日本アドラー心理学会(INDIVIDUAL PSYCHOLOGY)
参照元:日本アドラー心理学会





3.「頑張りたくない」は甘えなのか?

「頑張りたくない」は甘えなのでしょうか?

定職に付かない「フリーター」や、引きこもっている「ニート」に対して、頑張りが足りないとか、甘えているとか、厳しい言葉をお年を召している方々は言われますが、果たしてそうなのでしょうか?その点について考えてみましょう。

うまくいかないのは「就活」のせい

学生が必ずしなければならなくないのが「就職活動」です。やる気マンマンの学生なんて、そんなに多くはいないでしょう。むしろ、みなさん不安でいっぱいだと思います。

自分だけ就職先が決まらなかったらどうしよう?とか。学生によっては、50社以上へ応募しているなんてことも、ざらにありますよね。



しかし、その50社の中から1つも「内定」を貰えなかった場合、自分に「自信を失ってしまう」ことは、人間であれば当然のことです。就職活動を頑張って続けたところで、どうせ「決まらないだろう」と決め付けてしまう場合も考えられますよね。それによって、「もう頑張りたくない」学生が出ることも事実でしょう。



これは学生の「頑張り」が足りないわけでは無いと思います。むしろ、日本の就職システムがきちんと構築されて無いことが原因なわけです。もし「就活」に疲れてしまったら、ちょっと立ち止まってみることも必要なのかもしれません。無理に頑張って「ブラック企業」へ就職したところで、自分が後々苦しむ結果を生むのではないでしょうか。




「勉強」しても思うように点数が上がらない

毎日必死に勉強しているはずなのに、他の友人たちと比べてもテストの点数が「伸びない」と悩む学生もいると思います。

確実に自分の方が勉強しているはずなのに、どうしてだろう?と悩むんですよね。それが、何度か続いてしまうと、勉強する気力を失ってしまうことも確かでしょう。



頑張っても「どうせ無理だから」と諦めてしまうパターンですよね。なぜ、テストの点数が伸びなかったのか?テストの点数も大事かもしれませんが、後々必要になるのは、知識ですよね。ここでつまずいてしまい「人生失敗した!」なんていう人たちを多く見てきました。



頑張りすぎて、精神的に限界まで追いこまれるため、頑張れない状態になってしまうのですが。頑張れないときは、頑張らずに、ちょっと休んで自分の状況を「客観的」に見てみると良いかもしれません。そうすると、「なぜ?」という理由も見えてくるような気がします。

「大学受験」の失敗でやる気を喪失

大学入試まで命をかけて勉強してきた高校生たち、もしくは浪人生たち。

家族や周囲の期待を裏切る結果になった場合、「頑張った結果がコレか」って泣きたくなる気持ちもわかります。これから、自分はどうすればいいのか?という、迷いや不安も一緒に襲ってきますよね。



自分が全力を出し切った後に訪れるのは「やりっきった感」です。もうこれ以上、頑張れないと思う方も少なくないでしょう。特に「周囲の期待が非常に大きかった」場合、「周りの期待に応えられなかった」ことが自分でも耐えられず、立ち直るのに時間がかかるかもしれません。



でも、人間にカンペキなんてないと思うんですよね。ロボットじゃないんですから。若いうちに何度が失敗しておく方が、年老いてから失敗するよりよっぽどマシだと思います。頑張れない間は、無理に頑張らなくてもいい。受験ごときで躓いて、将来、自分が後悔しないようにしなければいけませんね。




4.頑張りたくないのに頑張ってしまう理由

頑張りたくないのに頑張ってしまう理由とは?

【①家族に心配をかけたくない

一番の理由として、家族に心配をかけたくないないから「頑張る」という人もいると思います。



■これ以上勉強したくないのに

親の勧めで「大学受験」する


■子どもが嫌いなのに

両親の期待に応え「子ども」を作る


■興味がないのに

親の期待通り「公務員」になる



これって、よくある話ですよね。やっている本人は、ぜんぜん「その気」がないのに、とりあえず頑張ってみる!みたいな。家族の期待通りに行動するのは、素晴らしいとは思うのですが、それが本人にとって、ストレスになるのであれば、それはある意味「逆効果」である気もします。


例えば、
親の勧めるとおり「公務員」になった人がいますが、性格的に無理だったんですよね。ストレスで「精神科」に通い、現在も「休職中」。合わないなら、最初から止めとけばいいものの。期待に応えようと必死だったんだろうな、なんて同情をしてしまいます。




【②周囲から見放されたくない

仕事をしているとよくあることですが、特に営業やサービス職にある「ノルマ」が挙げられます。個人単位だけでなく、店舗や支店単位で「ノルマ」が課せられることもあるでしょう。上司や上層部から、「頑張れ頑張れ」と毎日言われ続けても、頑張って達成できるような「ノルマ」でなければ、達成することも難しいですよね。


■コンビニの販売ノルマ「未達成」

半径1キロ以内に競合コンビニが5軒だけなので限界あり


■効果が薄そうな「無名化粧品」の販売ノルマ「未達成」

訪問販売にも限界があり


■郵便局の「年賀状やかもメール」の販売ノルマ「未達成」

手紙を出す人が減っているので限界あり



こういうノルマ「未達成」の場合に出てくるのが、自分で「買い取り」とか言う話ですよね。ちょっとブラック過ぎますが、実際にありえる話です。

どう頑張ったって「無理なノルマ」は無理なわけですから、上からのプレッシャーで自滅する必要なんて無いんです!そこまで頑張らなくてもいいと思いますよ。「頑張ればできる!」と言われて、「空を飛べる人」なんていないじゃないですか。それと一緒です。


【③良く見られたい

最近も芸能人の「学歴詐称」や「身長偽装」などのニュースが飛び交っていますが、「人からよく見られたい」がために、何かしら頑張ってしまう人たちもいるようです。この場合、「ウソ」をついているので、頑張るにも限界がありますが。多くの場合、自分に「はくをつける」ということで、「資格取得」を目指している方がいるのも事実でしょう。



でも、資格取得を何のためにするのかって、ご存知ですか?「はくをつける」ためでは無いんです。専門の「知識」が必要だから、取得するものだと思いますが。日本で、私が海外在住だと知ると「自分はTOEIC800点以上ある」という人が自慢してくることがあります。

「だから何だ?」といった感じですが、点数あったって「どうせ喋れないでしょ?」って話ですよね。



見栄を張るために頑張っていくと、間違いをおかした芸能人のように、恥ずかしいことになる場合も考えられるわけです。


【④嫌われたくない

恋愛中のカップルでよくあることですが、「相手に嫌われたくない」ために一生懸命頑張ってしまうという女性多くないですか?

あらゆる「尽くす」ということです。彼が欲しいと言っていた「高級な腕時計」を誕生日にプレゼント。そのプレゼントを買うために、どれだけ節約したの?と聞きたくなるほどです。



この他にも、彼に「お弁当」作ってあげるなど。めちゃくちゃ頑張っている女の子を見ると、なぜか「キュン」としちゃいますよね。でも、待って下さい!それは、やりすぎの場合も。むしろ、彼女の域を超えてしまっているかもしれません。頑張りすぎて、最後に捨てられるパターンでは?



相手に「尽くしすぎる」と、それは「お母さんの域」です。相手も当たり前になってしまい、彼女という感覚が無くなる可能性もありますよね。頑張ることは良いことですが、そんな無理に頑張らなくてもいいと思いますよ。自然に思うがままでいいのではないでしょうか?




5.自分の気持ちに正直に生きる

自分の気持ちに正直に生きることも必要です。

無理はしないでマイペースに

「頑張りたくない」と思いながら何かをやっても、いい結果が出ることは無いと思います。

結果とは、どれだけ自分が「情熱」を傾けたかにより、ついてくるものだと思っています。「タンタン」と仕事をしたところで、大した成果なんて上がるわけ無いのです。もし成果が出たとすれば、それは必然ではなく偶然です。



何も、無理にやらなくてもいいと思うのです。「無理やり」勉強したところで、その知識は、頭に入っていません。一晩で忘れます。いやいや仕事をやったところで、売り上げなんか上がりませんし、誰も見方になんてなってくれないと思うのです。



そんな無駄な時間を過ごすのであれば、「自分の心」に「休養」を与えることが必要だと思います。

自分のやりたいことを考える

「最近の若者は…」なんていう方々もいらっしゃいますが、そんなことは気にしなくてもいいのです。

自分の人生に「関係ない」人たちの話をまともに取り合う必要なんてありません。ですが、どうして「頑張れない」のか?その理由を考えると「何のために頑張るのか?」目的がみえないことも原因だと思います。



「社会人生活」が落ち着いてきた男性たちが「そろそろ結婚して、落ちつこうかな」と思うのは、「家族を作って、支えていく」という目標を持とうとするためです。その反面で「いい歳」して、高給取りなのに「独身で遊んでいる方が楽しい」と「結婚する気が全くない」男性もいます。



このように、一人楽しく遊んでいる人生であれば、あえて目的なんて必要ないわけです。むしろ、「現状維持」をすればいいだけですので、頑張る理由なんてないでしょう。



自分が今の状況から脱却するには、自分の「目標」について考える必要があるかもしれません。それにより、ある程度の「目的」も見えてきますので、やるべきことも見えてきますし「やる気」も出てきます。そのような目的が見えないのであれば、まずは「自分自身」を見つめなおす必要があるかもしれません。

6.まとめ

「頑張りたくない」あなたへ!

ここまで「頑張りたくない」ことにについて見てきましたが、いががでしたでしょうか?

日本人の性格上、頑張りすぎて「ストレスマックス状態」のため、「もう頑張れない」状況を迎えるのかもしれません。もう少し、自分に優しくなってみてもいいと思うんです。頑張りすぎは、身体だけでなく心にも悪いと思いますよ!