眠気覚ましになる9つの食べ物とは?手軽に摂れる食品を徹底解説!
眠気覚ましになる9つの食べ物|手軽に摂れる食品を徹底解説!
1.勉強中でも手軽に眠気を覚ます食べ物
2.眠気を覚ます食べ物とその効果
3.歯で噛みしめて、眠気を覚ます食べ物
4.眠気を覚ます香辛料
5.その他にもある?眠気を覚ます方法
6.まとめ
眠いのに、眠るわけにはいかない・・。という状況は誰にでも起こる可能性がありますよね?
そんな時、頭に浮かぶのは「眠気覚ましに効く食べ物が欲しい」ではないでしょうか?
手軽に摂取することが出来て、少しでも眠気が覚めるのであればこんなにうれしいことはありません!さて、どんなものがあるのでしょうか?
1.勉強中でも手軽に眠気を覚ます食べ物
勉強中などに眠くて仕方がない、もうダメだ・・、という時にはサッと手軽に眠気をとりたいですね。何か食べ物を口に入れるだけなど、とにかく手間がかからない方法が一番です。
出来れば、最初から身近に用意しておくか、コンビニなどで手に入るものが手軽で良いかもしれません。
それ
では、眠気覚ましには一体どんなものが有効なのでしょうか?手軽に摂れる、手軽にできる眠気覚まし対策についてご紹介します。
2.眠気を覚ます食べ物とその効果
▼【その1・チョコレート】
チョコレートは、甘い物が好きな人だけでなく眠気覚ましにもお勧めの食べ物なのです。特に、チョコレートの原料となるカカオに様々な有効成分が含まれているので、チョコレートはとても優れた食品である事がわかっています。
1.テオブロミン
中枢神経を覚醒させる
2.エンドルフィン
気分を高揚させる、幸せな感情になる、ストレスを回復させる
3.フラバノール
血流改善、やる気を出させる、疲労回復、成長ホルモンを増加させる
4.アナンダミド
脳を麻痺させ疲労を回復させる、睡眠の調整
5.トリプトファン
幸せホルモン(セロトニンの元)
また、ポリフェノールの一種であるレスベラトロールがセロトニンを増加させるという事が言われています。一般的にカフェイン含有量が多量なので、眠気覚ましにチョコレートはうってつけなのです。
ブドウ糖も血糖値を上げますから、疲れを緩和して目が覚めるという効果も期待できるのです。コンビニなどですぐに手に入り、料理する手間もなくそのまま口の中へ、という手軽さもお勧めな理由の一つです。
▼【その2・梅干】
眠いときには、刺激物で目を覚まそうと考えますよね。その筆頭に上がるの食べ物といえば・・、まずは「梅干」ではないでしょうか?
頭に思い浮かべただけで、梅干しのすっぱさを想像して口や目鼻がキュンとなりませんか?さて、梅干しの眠気覚ましとしての効果はいかほどなのでしょうか。
1.クエン酸
疲れの元となる乳酸や脂質を分解する
2.アルカリ性
酸性に傾いた身体を中和する
梅干にはクエン酸という成分が含まれていて、疲れの元を分解してくれます。また、とてもすっぱいので酸性の食品だと誤解されますが、梅干しはアルカリ性食品です。酸性に傾いた身体は病気になりやすいと言われています。それを中和させる効果がアルカリ性食品の梅干しのにあるのです。
こうした成分の効能によって、疲れから眠くなった身体を覚ましてくれるというわけです。
▼【その3・大豆、ゴマ、ナッツ類】
大豆、ゴマ、ナッツ類には疲労回復につながる成分が入っています。それらが眠気を覚ますことに力を発揮します。それぞれに含まれる成分は下記の通りです。
1.
大豆
アルギニン(スーパーアミノ酸と呼ばれ、滋養強壮)
2.ナッツ
ビタミンE(抗酸化作用)、飽和脂肪酸
3.ゴマ
セサミン、ゴマリグナン
抗酸化作用とは酸化を防ぐ、つまり私たちの身体の疲れや病気の元となる酸化を防いでくれるという意味です。飽和脂肪酸はエネルギーの元になるものです。また、ゴマリグナンも同様に抗酸化作用があります。よく耳にする「セサミン」もパワー、エネルギーの源になる物質です。
つまり、大豆、ゴマ、ナッツ類には、疲れの元となる物質を防ぎ、エネルギーを与えてくれるというものなのです。そして、疲れからきた眠気を覚ましてくれる食べ物という事になるのです。
▼【その4・乳製品】
チーズやバターなどの乳製品には眠気を覚ましてくれる成分は含まれているのでしょうか?
乳製品には、トリプトファンが多く含まれています。このトリプトファンという物質は、幸せホルモンと言われるセロトニンを作るのです。セロトニンは、疲労の回復と、疲れにくい体質にしてくれるという大変優れたものなのです。
乳製品には、その元となるトリプトファンが豊富に含まれているというわけです。では、乳製品を摂取するだけでよいかと言うと、そう簡単なわけでもなく、ビタミンB6を一緒に摂ることでトリプトファンをセロトニンに合成させるのです。
それでは、ビタミンB6はどんな食品に含まれているのでしょうか?
にくにく、カツオ、まぐろなどの魚貝類、バナナなどにビタミンB6が豊富に含まれています。ビタミンB6は水溶性なので、ビタミン剤などで摂取する事もできます。やはり、眠気を覚ます食べ物は、疲労を回復させる食べ物と同義語のようです。
▼【その5・マグロ赤身&アボカド】
アボカドは、今では手に入りやすい食品になりました。アボカドが「森のバター」と称されている理由は、栄養成分の宝庫だからです。
アボカドに含まれているオメガ9は脂肪ですが、血液をサラサラにしてくれますし、コエンザイムQ10は抗酸化作用があります。つまり、栄養、ビタミンがたっぷりと入っている事から、エネルギーの元になると言えます。
アボカドと一緒に食べるのにお勧めなのが、ビタミンB6の入っている食品です。ビタミンB6は、脂肪分解作用に優れているのでアボカドと一緒に摂取する事で、より高い効果を得られます。
ビタミンB6はまぐろの赤身に含有量が多い事で有名です。アボカドとまぐろの赤身のサラダや、お寿司などでおいしくいただけますね。
眠気を覚ます食べ物として、アボカドの栄養とまぐろの赤身を美味しく食べるというのは誰にとっても嬉しい対処法ではないでしょうか?
3.歯で噛みしめて、眠気を覚ます食べ物
眠くて仕方がない時、眠気を覚ますために思いつくものは、ガムなどや「噛み続ける」ものではないでしょうか。強制的に口を動かし続ければ、眠ってしまいませんから、しっかり噛む必要がある食べ物を想像しますね。その食べ物とは何でしょうか?
▼【その1・りんごの甘酸っぱさと噛み心地】
りんごにはいろいろな品種がありますが、どのようなりんごであっても丸かじりするには相当な歯の力がいりますよね?
この噛む動作こそが眠気を防いでくれます。顎を動かすことは、コメカミを動かすことにつながり、脳を活性化してくれるのです。
また、りんごにはクエン酸が豊富に含まれています。これは梅干と同様で眠気を覚ますことに対して良い効果を発揮します。また、噛むことでセロトニンが分泌される、という効果もあります。セロトニンについては、チョコレートでご説明したように脳を覚醒させてくれるものですから、まさに一石二鳥なのです。
▼【その2・ガムやスルメの噛み心地】
歯で噛みしめる。という動作が眠気を覚ましてくれるのなら、同様にガムやスルメなども効果があります。しっかり顎を動かし、噛む動作がセロトニン分泌につながるからです。ガムを噛みながらの勉強や仕事は、日本ではあまりお行儀が良いとは言えないのですが、成果があがる事は以前から知られているようです。
4.眠気を覚ます香辛料
眠気を覚ましたいけれど、甘い食べ物は欲しくない。そんなとき、わさびなどの刺激的な香辛料を想像しませんか?
眠気を覚ましてくれる刺激亭な香辛料、その実力はどんなものなのでしょうか?
▼【その1・唐辛子の効果】
一気に眠気が吹っ飛んでしまうような辛さ、と言えば唐辛子が思い浮かびますね。唐辛子にはどのような要素があるのでしょうか?
唐辛子にはカプサイシンという物質があり、中枢神経を刺激して新陳代謝を活発にします。交感神経に作用して脳を興奮させ、血行も良くし、身体を暖かくします。
しかし欠点は、そのままではなかなか食べられません。一般的には調味料なので、簡単ですぐに摂取というわけにはいきません。また、胃腸の弱い人には、ちょっと不向きと言えます。でも、眠気覚ましには期待できそうですね。
▼【その2・わさびも効果あり】
唐辛子と同様に、交感神経を刺激してくれそうな辛味と言えば、わさびですよね。お寿司を食べるとき、ついつい付け過ぎてしまい、鼻にツンときた事があると思います。確かにわさびなら一気に目が覚めそうですよね。
わさびも、唐辛子のように新陳代謝をよくする働きがあります。また、スルフィニルという成分は解毒作用、抗酸化作用がありますから、身体を元気にしてくれます。眠気には、唐辛子と同じように効き目がありそうですが、やはり胃腸が弱い人は、多くは摂取出来ないというのが欠点かもしれません。
5.その他にもある?眠気を覚ます方法
▼【その1・眠気に効くツボ】
眠気に効くツボ、というものがいくつかありますのでご紹介します。
まずは背伸びをして、大きく深呼吸して脳に酸素を送り、身体の血行を良くします。
首の後ろに「天柱」という出っ張った筋があります。その少し外側部分を親指で押さえます。また、目頭と鼻の間の部分は「清明」というツボですが、これも眠気に効くとされています。
▼【その2・眠気に効く飲み物】
眠気を覚ます飲み物の代表格はコーヒーです。コーヒーはカフェインが豊富、このカフェインが眠気覚ましに効果アリなのです。
カフェインは、玉露、栄養ドリンク、抹茶、ココアなどにも含まれていますが、コーヒーにはかなり多くのカフェインが含まれているので、効果的に眠気を妨げます。普段からコーヒーを飲まない人には特に強い効果が期待されます。
一方で、普段からコーヒーを飲んでいる人にはあまり効果がないとも言われています。また、コーヒーに含まれるカフェインは、疲労回復の為の眠気を妨げますが同時にセロトニンを減少させ、むしろ身体の疲労回復の邪魔をするとも言えます。
また、アドレナリン分泌させることで、ストレスホルモンの増加、記憶力を低下させるとの研究結果も報告されています。更に、カフェインは消化するのに12時間ほどかかると言われており、毎日飲み続ければ、カフェインが抜けず、疲労が蓄積されるという事にもなります。
近年、カフェイン中毒で死者が出たことは大ニュースとなりました。EU欧州食品安全機関 FESA によりますと、「成人が一日に摂取するカフェインの量は1日に400mg未満、1回200mg未満が好ましい」となっています。カップ一杯にカフェイン100mg入っているとしたら、1日2~3杯程度が適量のようです。
疲労回復させる神経伝達物質のセロトニンを阻害するカフェインは、眠気には効くと言えますが、その理由は好ましくはないようです。ただ、癌の発生を抑制する事や、ドーパミンを増加させ、やる気を起こさせる、という良い面も確かにあります。
飲みすぎに注意すれば効果的な飲み物の代表であることは間違いがないでしょう。
▼【その3・眠くならない薬】
薬局にも眠気覚ましの市販薬が売られています。成分は主にカフェインと、ビタミンB6などビタミンB類との配合剤です。ただし先程ご説明したように、カフェインの取りすぎは中毒を引き起こす可能性があり、最悪の事故に至るという例もありますので、自己判断で多用することだけは絶対にやめましょう。
また、睡眠障害を専門に扱う病院では、更に専門的な治療薬を用意しています。もし、病的な眠気状態が疑われる場合は、速やかに専門機関に相談されることをお勧めします。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?眠くてたまらない、でも眠ってはいけない理由がある時、手軽に眠気覚ましの食べ物があれば本当に助かりますね。
眠いというのは、身体が「疲れているのだから眠りなさい」とサインを出しているのです。
そして、カフェインは取りすぎに注意すること。どうか眠気を覚まして、取り急ぎの勉強や仕事をやりとげたら、その後は身体を「休養」させてあげてください。