さとり世代は無欲世代?さとり世代が持っている16の特徴とは?
さとり世代は無欲世代?さとり世代ならではの16の特徴とは?
1.さとり世代って?
2.さとり世代ってどんな意味?
3.さとり世代とゆとり世代の違いは?
4.さとり世代の特徴(プライベート編)
5.さとり世代の特徴(仕事編)
6.仕事におけるさとり世代の取扱説明書
7.さとり世代って実際どうなの?
8.まとめ
さとり世代という言葉を知っていますか?この言葉は2013年の流行語大賞にノミネートされたほど、世間にインパクトを与えた言葉です。
しかし、さとり世代の意味や特徴を知らないという方も多いのでは?ここでは、さとり世代ならではの16の特徴をプライベートと仕事に分けてご紹介します!
1.さとり世代って?
ゆとり世代という言葉は有名ですが、さとり世代という言葉をご存知ですか?聞いたことがあるけれど、いまいち意味がピンとこないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、話を聴いてみると、さとり世代とゆとり世代の違いがよくわからない、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
対象の相手を 自分の子供のように接するのであれば、大体のことは長所としてとらえることができますが、さとり世代が仕事の仲間であったり、さとり世代が新入社員として入社してきたとき、どのように接していいのかわからない、という方もいるかもしれません。
さとり世代の特徴を知ることで、接し方や行動の意味が分かるかもしれませんよね。
2.さとり世代ってどんな意味?
まずは、さとり世代ってどんな意味で使われているのかをご説明します。さとり世代とは、特定の世代のことを指す言葉で、その世代の特徴としては【世の中のすべてを悟りきったかのような現実主義者】であることからついた“さとり”で、大きな夢も抱かず、何事もそこそこでいいと感じている世代のことです。
さとり世代の年齢としては、多少のずれはあるものの、1987年から1996年度ぐらいに生まれた世代で、これはゆとり世代の年齢と一致するといわれています。
さとり世代の最大の特徴は、何事に対しても【欲】がない事が挙げられるのではないでしょうか?すべてを悟りきっているので、物欲も、食欲も、異性に対する欲も、欲という欲が淡白であることが挙げられるようです。インターネットと共に成長した若者たち、平成不況の時代に幼少期を過ごした若者たちなのです。
3.さとり世代とゆとり世代の違いは?
さとり世代の説明をみて、こんな疑問がわいた方もいると思います。
「ん?さとり世代とゆとり世代の違いって何?」 。実は、さとり世代とゆとり世代に大きな違いはないのです。
そもそもゆとり世代という言葉の意味は、知識を詰め込むだけの教育ではなく、経験重視の教育にしようと、授業時間などを減らした、いわゆるゆとり教育を受けてきた人たちのことを言います。
学力低下などが問題視されたり、この世代のことをあまり良くない意味で使う言葉となっているため、世間的にも言われている本人たちにもあまりいい印象はありませんよね。
そこでゆとり世代に代わって、この世代を表す新しい言葉がさとり世代なのです。この言葉は2013年の流行語大賞にもノミネートされるほどのインパクトを私たちに与えました。
また、ゆとり世代の言い分として、「大人の勝手な方針に振り回され挙句、ゆとり世代などと言われて迷惑だ」というのが正直なところでしょう。ゆとりではなく、この社会の現状を悟っているのだ!と言う気持ちもあり、該当する本人たちもこの“さとり世代”という言葉を用いているようです。
4.さとり世代の特徴(プライベート編)
さとり世代の特徴をチェックしてみましょう。さとり世代の日常生活における特徴に迫ってみました。
▼【特徴1.過剰な物欲がない】
バブル期?なにそれ?的な時代を過ごしてきた世代であるさとり世代は、過剰な物欲が全くありません。バブル期の若者たちが、こぞってブランド品や高級車、ファッション、アクセサリーなどを、少々無理して買い漁っていた現状を全く理解できないようです。
もともとさとり世代は、物質的には恵まれた世代です。物がなくて工夫しなければならなかったという世代ではありません。またファストファッションや100円均一の台頭で、低価格でもそれなりの品質のものが簡単に手に入る環境であったため、何も無理して高級なものを買わなくても良いという認識になっているようです。
彼らはブランド品で自分を飾り立てて見栄を張ろうという気持ちはありません。ブランド品を持つことがステータスだった時代とは違い、物はその役目を果たしてくれることが大事だと思っています。コストパフォーマンスを重視しますので、品質に見合った価格のものを求めます。わざわざ無理して高価なものを身に着けようとは思いません。
▼【特徴2.深入りしない人間関係】
さとり世代は面倒な人間関係が嫌なので、良好な人間関係を求めています。かといって、深いかかわりを持つのではなく、お互いに干渉し合わない関係を理想としています。気が合わない人がいれば、無理にかかわろうとはしません。
さとり世代は、インターネットの普及と共に成長してきました。そのため、人間関係もすべてインターネットに収められているといわれています。インターネット上での様々なコミュニティに属し、またコミュニティごとに自分のキャラを使い分けるということも、いとも簡単にできてしまうのです。
こうやって見ていると、リアルが感じられないと思うかもしれませんが、さとり世代にとってインターネットがリアルであり、現実での人付き合いが虚像なのかもしれません。
このように書くと、さとり世代は人としての感情が希薄だと感じる方もいるかもしれませんが、あくまでも「他人」に対して深く立ち入らないだけで、自分がこの人と思った人とは、インターネット等を駆使してこまめに連絡を取り合うこともあります。さとり世代は相手によって、接し方の差が激しい世代ともいえるでしょう。
▼【特徴3.インターネットで完結する】
さとり世代の特徴として、インターネットの普及とともに成長してきたことはすでにお伝え済みです。そんな彼らであるから、ある程度の日常生活はインターネットで完結してしまいます。
友達と遊びに行かなくても、簡単に、手軽にネット上での会話が成立しますし、一緒にゲームをする場合でも、出会わなくとも各自別々の場所に居ながら、同じゲームを一緒に楽しむことも可能です。
昔であれば、ほしい家電があれば早朝から店の前に長蛇の列をつくっていたのに、現在では販売開始時間にパソコンの前に張り付いて、クリックひとつで購入することが可能。品物を見比べるのだって、足を使って色んなお店を廻らなくとも、ネットがあれば、詳しいレビュー付きで買い物することができます。
映画館に出かけなくても、ネット上で見ることもできますし、レンタルだってクリックひとつで家まで届く時代です。これらを駆使しているさとり世代は、ほとんどの日常生活をインターネット上で完結させることができるのです。
▼【特徴4.恋愛に対しても淡白】
人間関係でも、他人に深く立ち入らないさとり世代は、恋愛に関しても淡白だと言えるでしょう。草食系男子という言葉が受け入れられているのも、さとり世代とのかかわりが皆無ではないはずです。
さとり世代の人達は好きな女性がいても、落としたいからとガツガツと攻めるようなことはせず、自然な流れで付き合えればいいなと考えているようです。また、デートの為に見栄を張ったり、自分が無理をするという事もなく、あくまでも対等に、楽しければいいやという感覚があるようです。
バブル期であれば、見栄を張ることは非常に重要であったので、人から高級車を借りてでも車で迎えに行く、デートでは全額男性が支払う、プレゼント攻撃や会うたびに花束を渡すなどが日常的に行われていましたが、さとり世代ではそういったことはありません。
ただ、これはさとり世代が悪いというわけではなく、不況で賃金も大して上がらず、余分なことにお金を使うことはない、という堅実さが出ていると言えるでしょう。無理をして後で人に迷惑をかけるよりも、今ある現状で足るを知り、できる範囲でデートを楽しむ。非常に堅実でよいのではないでしょうか?
▼【特徴5.無駄な体験はしない】
さとり世代はネットが身近な世代なので、調べたいことがあれば、何でもスマホやパソコンで調べることができます。そのため実際に体験しなくても、ネットの情報で自分も体験したような気持になれるのです。そのような理由から、わざわざ自分の足で行ってみたり、自分で体験しに行ってみたりしなくても、ネットの情報だけで満足してしまうという面があります。
例えば、テレビや雑誌で気になるレストランを見つけたとします。行ってみたいなと思ったら、レストランを予約しますよね。ところがさとり世代は、まずは口コミを見るのです。もしくは予約しようと、インターネットを開いたら、レビューが目に飛び込んでくるのです。おいしそうだと期待していた店が、☆3.0だとしたら、「それほどでもないから、もういいか」とそこで終了してしまうのです。
また、気になる旅行先を見つけたとします。リサーチの為にインターネットで様々な情報を集めるでしょう。すると半分は行った気持になりませんか?画像や現地の声、実際に体験した人のレビュー。まるで自分が体験したかのように、事細かにわかるのです。
これらのインターネット上での経験があっても、より一層行きたくなったという場所であれば出かけていくのですが、「そうでもなかったな」という場合は体験せずに終わるでしょう。実際に体験して「それほどでもなかったな」という経験が重要だと感じるのか、無駄だと感じるのかの違いによって、この「体験しない」という事が良い事なのか悪い事なのかは違ってきますが、さとり世代の特徴として無駄な体験はしないということが挙げられるようです。
▼【特徴6.期待をしすぎない】
さとり世代は様々なことに過剰な期待を持たないことが多いようです。一昔前なら、宇宙旅行がしたい、世界一周を自転車でめぐる、ヨットで太平洋を渡るなど、現実不可能もしくは達成するのにかなりの奇跡と労力が必要な夢を見る若者たちがたくさんいました。
しかしさとり世代はその名の通り、現状を悟りきっているため、過剰な夢を見ないのです。こんな夢をみても、どうせ叶わないでしょう?と期待することがないのです。また、周りで成功した人がいたとしても、「それは○○さんだから達成できたんだ」や「とても運が良かったから達成できただけで、自分がやって同じように成功するとは限らない」と言う風に捉えるようです。
期待をしすぎないことによって、落ち込むこともないですし、何かうまくいかないことがあったとしてもやっぱりなと諦めることができます。また、過剰な期待をしないという事は裏を返せば堅実であり、着実に自分が進むべき道を歩めることにもつながるでしょう。さとり世代は良くも悪くも過剰な期待をせず、堅実なのです。
▼【特徴7.途中結果より結果を重視】
さとり世代の人達は合理的な考え方が深くその根底にあり、自分が不合理だと思えることに対してはどこか寛容になれない特徴があります。そのため、彼らが何かしらの物事に対して評価を下す際には、その物事の途中結果ともいえる過程は軽視し、結果を最重要視する傾向があります。
彼らからすると、結果の伴わない努力は評価に値しないといった感覚なのでしょうか。
▼【特徴8.目立つのは苦手】
さとり世代の人達は、なるべく世間から目立つことなく、無難な存在でいたいと思っています。というのも、変に目立つことによって、向けられる注目が自分にとって非常に面倒なものに感じるからです。注目されると、自分の行動範囲が狭まり、自分が生き辛くなるという事をしっかりと認識しているのです。
そのため、普段から人前で目立つような言動、態度や服装をしたりすることはなく、どこにでもいそうな所謂、量産タイプの当たり障りのない人間でいようとするのです。
▼【特徴9.諦めるのが早い】
先程も紹介したように、さとり世代の人達は非常に合理的な考え方を持っています。そのため、彼らが何かしらの物事に目標を持って、取り組んでいる際に、彼らの心中でその物事への達成不可能性が少しでも現れようなものなら、彼らは潔くそれを諦めようとするのです。
所謂、諦めが早いという事なのですが、これは良いことなのか、悪いことなのかは一概に判別することはできませんが、何事に対しても、こういった諦めの速さがあるのが彼らの特徴なのです。
彼らからすると、「できないとわかっているものをあえて続けて行う程不合理なものはない」という感覚なのでしょう。正に、「諦めなければ必ず達成できる」といった昔からの精神論や根性論といったものとは真逆の物です。
▼【特徴10.趣味にはお金を惜しまない】
さとり世代の人達はその名の通り、基本的に世の事情に達観しているところがあるのですが、そんな彼らからすると、この様な混沌とした時代に生まれてしまった自分達は不幸だ、と言わんばかりなことをよく口にしてくることがあります。
そして、そういった不幸な時代に生まれたからこそ、自分が楽しめる物は存分に楽しむべきだ、というどこか哲学的な考え方を持っている人達が多いのです。そのため、自分達の好きな事、趣味には時間やお金をとてもかける傾向があります。
そして、そういった娯楽を通して、十分に自分の時間を満喫するのが彼ら流の人生の楽しみ方なのです。
▼【特徴11.親子関係が良好】
さとり世代の人達は、一昔前の人達と違い、家族との関係を築くのが非常に長けているという点が特徴として挙げられます。また、彼らは親との関係が一番狂いやすいと考えられる思春期の時でさも非行やグレルといった行動には一切及ぶことはなかった人達なのです。
このように、親との仲を良好に保てるのは、彼らの人間関係に対する考え方が理由として挙げられるでしょう。彼ら自身、自分と接する多くの人との関係は結局、薄っぺらいもので、その場だけの一時的な物であって、深く構築するものではないと察している所があるのです。
しかしその反面、親などは自分を絶対裏切らない大切な存在だと十分理解しているので、常に大切にしたいと思うのです。
5.さとり世代の特徴(仕事編)
さとり世代が新入社員として入ってきたら、扱いがわからない、理解不能だという大人世代の人もいるでしょう。こちらでは、さとり世代の仕事における特徴をチェックしてみましょう。
▼【特徴1.我が強くない】
さとり世代はもめ事を嫌う世代です。皆が一つの意見でまとまるのなら、自分の意見が多少違っていたとしても、我を押し通すよりチームワークを大切にします。また、失敗したり口論になった場合、自分が悪くない場合でも、謝って終わるなら謝ってしまった方が早い、と考えることもあるようです。
この自分の我を押し通さないという性格が、ひとつの意見に対して唾を飛ばしあいながら議論していた世代には、どこか物足りなく感じることもあるでしょう。しかし、チーム一丸となって同じ方向を進んでいこうというときには、さとり世代のその性格は向いていると言えるのではないでしょうか。
自分の我を通すより、人とのもめ事を避け、チームワークを重視する。争い事を嫌うその性質が、職場での人間関係を円滑することができるのです。
▼【特徴2.仕事は仕事、プライベートはプライベート】
さとり世代は、バブル期を知らず、この不況を身をもって体験しているため、非常に現実的で堅実です。仕事に対しても、「お金を得るためのもの」と割り切っている場合も多いでしょう。また、納得できない無駄も嫌うため、給与が発生しないような、いわゆるサービス残業や、職場の飲み会などにも参加しないタイプが多いといわれています。
就業時間のギリギリに出社し、勤務時間終了のチャイムと共に会社を後にする。「たまには一杯どうだ?」と上司に誘われても、「勤務時間は終わりましたので。」と断ってしまう。仕事とプライベートをしっかりと分けて、割り切っていることが多いようです。
一見とてもクールに感じてしまうため、大人世代から見るとあっけにとられてしまうこともあるかもしれません。ただ、さとり世代は、無駄を嫌い、実に堅実的なため、時間も自分が望む有意義なことに使いたいと思っているだけなのです。
▼【特徴3.取捨選択能力が高い】
さとり世代の人達の合理的な思考は仕事の際にとても役に立つことがあります。というのも、仕事は常に結果が最重要視される故にその結果を生み出す合理的思考がとても大事になってくるのです。そんな彼らが最も仕事で活かされるのは、取捨選択の場面と言えます。
例えば、会議の中で、様々な意見があり、どれを採用し、どれを破棄するかといった非常に悩ましい場面で、彼らは非常に合理的かつ余計な感情を交えずに適切な判断を下す事ができるのです。
▼【特徴4.コストパフォーマンスを重視する】
リスク管理がしっかりできるのも、彼らの仕事上における強みと言ってよいでしょう。彼らは、合理的な思考を前提にして、リスクを最大限に抑える方法を考えたり、また、もし失敗しても損にならない程度の概算までもしっかりと頭にいれて、計画を作ろうとするのです。
また、彼らは自分達の仕事に対して基本的に慢心することはないので、謙虚に、控えめに使うお金の事を考えられるのです。彼らの考える事業はローリタンではあるかもしれませんが、ローリスクで安心できるものと言えます。
▼【特徴5.仕事に対する意欲に欠けている】
さとり世代の人達は、仕事に対してあまり強い理想を抱いたり、仕事そのものに対して熱中することはありません。おそらく、いくら頑張っても、自分の状況が今の時代のような厳しい社会の中では改善される訳ではないという意識が漠然と彼らの頭の中を支配しているのでしょう。
そのため、仕事で一生懸命頑張って出世を目指すというよりは、適度に力を抜いて、そつなく仕事をこなすといった感覚で仕事に取り組んでいるさとり世代の人達は実に多いといえるでしょう。
6.仕事におけるさとり世代の取扱説明書
▼【目標を定め、達成感を与える】
さとり世代の人達は仕事に対して意欲が持てないのは、未来への漠然とした悲観と共に、非感情的な要素が挙げられます。前者を治すのは彼ら次第ですが、後者の方は仕事仲間が彼らの仕事の環境を変えてあげることで、改善できるものだと考えられます。
例えば、彼らが無理だと合理的に捉えていた目標をあえて設定させて、彼らにそれを達成させたりする事は彼らに仕事に対して何かしらの強い感情を掻き立てるうえで非常に効果的な方法と言えます。
このように、仕事に意欲が湧かない場合は、その人に仕事を通してその面白さを教えてあげればいいのです。そして、そのうえで、彼らに大きな目標を建たせ、彼らの考えていたことを絶する結果が得られるような達成感を味あわせてあげるのはとても有効なのです。
▼【チーム間のつながりを深めさせる】
さとり世代の人は、人間関係において独特の閉鎖的な考え方を持っています。そのため、仕事での人間関係作りには非常に消極的な所があります。しかし、仕事における人間関係の形成はとても大事なことなので、こういった特性は時に職場の混乱の種にもなります。
そのため、こうした人間関係に消極的なさとり世代のような人達には、人と深く関わるとはどういう事かという事を仕事を通して、しっかりと教育してあげるのも大事です。例えば、チームを結成させ、コミュニケーションが取らざるを得ない状況を彼らに作ってあげるのもいいでしょう。
一生懸命働くという行為をチームで共有することで、さとり世代の人達も今まで体験してこなかった「人と人との大切な繋がり」が見えてくるかもしれません。
7.さとり世代って実際どうなの?
さとり世代のプライベートにおける特徴と、仕事での特徴をご紹介してきました。全体的な感想としては、無欲で堅実、無駄を嫌い実に現実的と言ったところでしょうか?
ただ、一つ言えることは、さとり世代とひとくくりにしているけれど、個人個人その性格には個性があって、さとり世代と言われる年齢でも、まったく今挙げた特徴に当てはまらない人も大勢いるという事です。さとり世代であっても、欲が強い人もいるでしょうし、たとえ遠回りだとわかっていても、情熱的に物事に取り組む人も沢山います。大人世代がさとり世代に対して犯してしまっている一番の間違いは、年齢だけでひとまとめにして決めつけてしまう事ではないでしょうか?
さとり世代の行動は、バブル期を知っている大人から見ると非常に淡白に映るかもしれません。しかし、身の丈に合ったものを好み、足るを知るということは、非常に素晴らしい事ではないでしょうか?さとり世代という言葉を、他の世代の人が使う場合、あまり良い意味が込められていないように思いますが、このご時世、大人世代がさとり世代から学ぶべき点は、沢山あるはずです。
様々な世代がお互いの世代の特徴を知って、良いところを認め尊重しあえる、そんな風になれるといいですね。
8.まとめ
さとり世代の特徴を、プライベートと職場に分けてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
中には「これは間違っている!」と感じたさとり世代の方もいらっしゃるかもしれませんし、他の世代から見ると「そうそうその通り!」と納得してくださる方もいらっしゃるでしょう。もちろん、さとり世代という大きなひとくくりでの特徴なので、当てはまらない人がいることも多いかと思います。
さとり世代と言われる年代の人たちも、そうではない別の年代の人たちも、その世代がもつ特徴を知ることが、お互いを理解する近道ではないかと思います。
自分と違う意見や行動を否定するのではなく、お互いに良いところは認めて、お手本にできるような環境になると良いですね。