被害妄想になっていないか?まずは6つのセルフチェックを。
1.自分の陰口が話されている?
2.誰かにみられているという妄想
3.嫉妬深くなってしまう
4.自分は嫌われていると思い込む
5.被害妄想のチェックは必要?
6.一般的な被害妄想と、病的な被害妄想
7.まとめ
自分は被害妄想が激しい…と感じている方も多いのではないでしょうか?
被害妄想が激しい場合、マイナス思考に陥ってしまったり、人との関係が悪くなってしまったりと、悪い方向に行ってしまうことが少なくありません。
まずは、自分が被害妄想を感じていないかどうか?セルフチェックをしてみましょう。
1.自分の陰口が話されている?
被害妄想を感じている人に多いのが、誰かがひそひそ話をしていると、全て自分の悪口を言っているのではないか…と思ってしまうケースです。
誰かが何かを話していたり、こちらを見ているだけで、自分の悪口や批判をしているのではないか…という風に気にする方は多いようです。しかし、これは大抵の場合、被害妄想であることが多いとも言えます。
他人からすると、それは考えすぎと思うことが多いのですが、被害妄想が強い人はこういった思考に陥りがちです。自分はこういった思考になっていないかどうかをまずはチェックしてみることが大切です。
2.誰かにみられているという妄想
被害妄想の人に多いのが、常に誰かにみられているのではないか…という妄想です。
これを「注察妄想」というのですが、被害妄想の方は、誰かに自分はずっとみられているのではないかと思い、不安になってしまったり、落ち着かなくなってしまう方が多いです。
酷くなれば、誰か組織に追われているのではないかだとか、尾行を常にされているのではないか…とマイナス思考に陥ってしまうこともあります。こうなるとほとんど病気になってしまっているので、こういった思考に陥っていないかどうかチェックをしましょう。
3.嫉妬深くなってしまう
配偶者の方が浮気をしているのではないか、またパートナーが不倫をしているのではないか…と配偶者や恋人のことが信用できず、被害妄想をしてしまう方も多いです。
浮気をしていることはなくても、被害妄想が強い人は疑い深くなってしまいますし、それが原因で、パートナーとの関係が壊れてしまうことも少なくありません。被害妄想が強い方はこういった思考も強いですので、気をつけるようにしましょう。
4.自分は嫌われていると思い込む
被害妄想の人に多いのが、「自分は嫌われている」と思い込んでしまうことです。
自分は嫌われていると思い込んでしまい、落ち込んでしまったりする方も多いのではないでしょうか?これも立派な被害妄想となります。
また、周囲の人に何もされていないのにもかかわらず、避けられていると感じたり、何か悪意を感じたりしてしまうのも被害妄想の一つです。
普段から人から嫌われてしまっているかもしれない。とマイナスに考えてしまいがちな人は、こういった被害妄想になっている可能性があるので注意しましょう。
5.被害妄想のチェックは必要?
こちらの被害妄想になってしまう原因として、何らかの病気である可能性があります。
その一つが「統合失調症」です。多少のマイナス思考だったり、被害妄想が強い性格というものはありますが、日常生活に影響を及ぼしてしまうほどの被害妄想が強ければ、それは統合失調症であるなどのケースが多くなります。
もしも、被害妄想が強いと感じていたり、家族がこういった傾向が強いと感じた場合には、統合失調症を疑ってみましょう。その際には、被害妄想のチェックリストがありますので、そういったものからチェックをすると良いでしょう。
何か自分のことで心配に感じたり、異変を感じたら自己診断ではなく専門医・専門機関にすぐに相談することを心掛けましょう。
6.一般的な被害妄想と、病的な被害妄想
被害妄想には、一般的な被害妄想と、病的な被害妄想があることを知っておきましょう。
たとえば、お財布がないので、盗まれたかもしれない…だとか、夜道で足音が聞こえれば、誰かが付けているのかもしれない…だとかこういった被害妄想であれば、正常の範囲内ですので、問題はありません。
この場合には、もしかしたらそういったことがあるかもしれないなというものですし、場合によっては、注意力が高いことにも繋がりますので、良いこともあります。
しかし、一方で病的な被害妄想というものも存在しています。病的な被害妄想というのは先ほどのように、悪の組織に狙われていたり、つけられていたり、誰かに常に見張られているのではないかという被害妄想になります。
こういった被害妄想は誰が聞いてもおかしいものであり、家族にも迷惑がかかってしまうことにも繋がります。病的な被害妄想である場合には、ただちに病気の可能性がないかチェックをしてみる必要があります。
統合失調症の可能性もあれば、うつ病や妄想性障害、またさまざまな脳疾患などが絡んでいる可能性もありますので、注意が必要となります。
大切なことなのでもう一度お伝えしますが、何か自分のことに対して心配に感じたり、異変を感じたら自己診断ではなく専門医・専門機関にすぐに相談することを心掛けましょう。早すぎて悪かったということは決してありません。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?被害妄想にはさまざまなパターンがありますので、これらの内容を知っておく必要があります。
その中には正常なものもあれば、病的な被害妄想であり、病気が隠れている場合もありますので、一度は専門機関でチェックをしてもらうことも大切です。