デリカシーの意味は理解してる?絶対に言ってはいけない5つのセリフ!
デリカシーの意味は理解してる?絶対に言ってはいけない5つのセリフ!
1.「デリカシー」とは?
2.デリカシーがない人にみられる4つの特徴
3.デリカシーがないと思われる5つのセリフ
4.デリカシーがない人にならないための方法
5.まとめ
デリカシーとは、「感情や気遣いなどの繊細さ」を意味する言葉で、人間関係を良好にするために必要になるものです。
そんなデリカシーが欠如した人は、人に不快感や悲しみを与える機会が多く、知らないうちに人に嫌われてしまう傾向にあります。
デリカシーについて知り、人を思いやることができる方法を覚えましょう!
1.「デリカシー」とは?
デリカシーとは、「感情や気遣いなどの繊細さ」を意味する言葉です。英語では「delicacy」と書きます。 日常でよく使われる言葉で、「デリカシーがない人」「デリカシーに欠ける」といったマイナスな意味での使い方をされます。主に人の気持ちを考える能力に欠ける人に使われます。
デリカシーは、うまく人と付き合っていくために不可欠なものです。感情や気遣いなどの繊細さがあるということは、自分以外の人のことを考えた言動ができるということです。人を理解しようとする気持ちがあるからこそ良い関係を築き上げることができるのです。
気遣いができる人は好感を持たれますし、気遣いができなくて人に嫌な思いをさせる言動をする人は悪い印象を持たれてしまいます。
では、「デリカシーがない人」とは、具体的にどのような人なのでしょうか?あなたの周りにもデリカシーがない人がいるかもしれませんし、もしかしたらあなた自身、デリカシーがない言動を人にしてしまっているかもしれません。周りの人と良い人間関係になるためにも「デリカシーがない人」について知りましょう。
デリカシーがない人の特徴やデリカシーがないと人に思われてしまうセリフなどをご紹介します。
2.デリカシーがない人にみられる4つの特徴
▼【1.相手が傷つくことを平気で言う】
デリカシーがない人の特徴として「相手が傷つくことを平気で言う」ということが挙げられます。
人の気持ちを深く考えることができない、またはそんなに考えなくても良いと思っている人が多く、人が気にしていることをズケズケと言ったり、敢えて皆が言わないようにしている話題に触れたりして、知らず識らずのうちに相手を傷つけていることが多いようです。
誰しも1度はうっかりして自分の言動で人を傷つけてしまったことがあるかと思いますが、自分の失敗に気づいて謝り、次は気をつけようという気持ちになりますよね。
しかし、もともとデリカシーがない人は、他人にあまり興味を持っていないため、人を傷つけたことにも気付かないことが多く、また同じようなことを繰り返すようです。そのため、周りの人から「デリカシーがない人」と思われるようになります。
▼【2.「悪気はなかった」で片付ければいいと思っている】
デリカシーがないと人に思われやすいのは、大胆な発言や行動をする人に多いと言われています。
大胆な発言や行動は、周りのことを考えずに、その場のノリですることがほとんどなので、人に良い印象を与えるか悪い印象を与えるか両極端であることが多いそうです。人を笑わせたり、その場を明るくできれば良いのですが、人の癪に障ったり、人を傷つけたりすることもあります。
デリカシーがない人はとても厄介で、自分の言動で人に嫌な思いをさせた場合は「悪気はなかった」で片付ければ全てが収まると思っていることが多いようです。
そういう人に限って、「ごめんごめん」などと笑いながら軽く謝るのみで、嫌な思いをさせられた人はさらに嫌な思いになってしまいます。
▼【3.言い回しがヘタ】
言い回しがヘタであることもデリカシーがない人の特徴の1つです。
ボキャブラリーに欠ける、人に好印象を与える言い方を知らない、人の気持ちがわからないという理由から、うまい言い回しができないことが多いようです。また、余計な一言を付け加えてしまいがちです。
例えば、「その白い服可愛いね」という相手の服を褒める言葉も、デリカシーがない人が言うと「その白い服可愛いね、でも白い色の服って太って見えるらしいね」と暗に太って見えると言っているのかよくわからない言葉になります。「服自体は褒められたけど、私は着ない方がいいってこと?」と余計なモヤモヤを人に与えてしまいますね。
「白い服が可愛い」ということと「白い服は太ってみえる」ということを両方伝えたいのなら、「その白い服可愛いね、すごく似合ってるよ。○○ちゃんは細いからいいけど、白い色の服は太って見えるらしいから私はあんまり着れないな」と言えば、相手を傷つけることなくスムーズに2つの要点を伝えることができます。
▼【4.自己中心的で人の痛みがわからない】
デリカシーがない人は、基本的に自己中心的であると言われています。
自分勝手さが言動に現れており、それが相手にも伝わってしまいます。自分勝手なことをされると誰でも嫌な気分になりますよね。人と接する時は、自分よりも相手のことを考えるようにして思いやりを持つことが大切です。
デリカシーがない人は、自分のことを優先して考えるため、相手への気持ちが薄く、相手の痛みにとても鈍感だと言われています。自分が1番であればいいために、相手に興味がなく、相手が傷つこうが怒ろうが知ったことではないと思っているようです。
当然人は誰でも自分が大事ですが、人と接して何かを共有する時は自分の相手となる人のことを考えなければ良い関係になれませんし、良い結果が生まれません。
3.デリカシーがないと思われる5つのセリフ
▼【1.「お母さんみたいだね」】
「お母さんみたいだね」と言われて喜ぶ人はあまりいないでしょう。それが彼氏や男性からだったら尚更です。 お世話好きな女性は、世の中にたくさんいますが、それはお母さんのように思われたいから人のために何かをしているわけではありません。
優しさから悩んでいる人に手を差し伸べたり、困っている人を見ると放っておけないという気持ちで物事を手伝ったり、体調を崩して弱っている人に早く元気になって欲しいという気持ちから看病をしたりしますが、全て温かい心を持っているからこそできることです。
率直に優しさに感謝されるのではなく、「お母さんみたい」という自分よりかなり年上な存在である母親に例えられて嬉しく思うでしょうか。女性は男性から恋愛対象として見られたいという気持ちがあるので、「お母さんみたい」という言葉は禁句です。好きな男性や気になっている男性に言われたらショックなことです。
「優しい」「安心できる」「包容力がある」などの言葉を使って感謝しましょう。
▼【2.「付き合っている人いないでしょ?」】
「付き合っている人いないでしょ?」という言葉もデリカシーのなさが滲み出ています。
「今付き合っている人いる?」と聞くのなら、単純に付き合っている人がいるかいないか気になっているだけだということがわかるので問題ありませんが、「付き合っている人いないでしょ?」と聞くのはいけません。いない前提で質問しているのがよくわかるので、相手にとってとても失礼です。
聞かれた相手は、付き合っている人がいるわけがないと思われているのだと感じ、不愉快な気分になります。また、人と付き合えるような外見や内面ではないと思われているのだと感じて悲しくなるはずです。
人に嫌な思いをさせるつもりがなくても、いきなり否定的な質問をするのは人を馬鹿にしている印象を与えるので注意しましょう。
「え!?付き合っている人いるの!?」という言葉も禁句だということも合わせて覚えておきましょう。付き合っている人がいると思っていなかったことが丸わかりで、「付き合っている人いないでしょ?」と同じく不愉快な気分にさせてしまいます。
▼【3.「○○に似てるよね」】
会話の中で、誰に顔が似ているかという話題になったことはありませんか?この話題はうっかり相手を傷つけてしまうことが多いので要注意です。
人の顔には様々な特徴があり、世の中には顔が全体的に似ている人や顔のパーツの形やバランスが似ている人が大勢います。誰に似ているかという話題になると大体の人がテレビでよく見る芸能人の名前を挙げようとしますが、思いついたまま言わずに1度よく考えてみましょう。「○○に似てる」と言われて相手が喜ぶかどうかの判断が大切です。
美しさや可愛さが売りとなっている女優やモデルの名前、かっこよさや男らしさが売りとなっている俳優の名前を挙げるのなら褒め言葉になりますが、個性的な顔立ちやブサイク芸人としての立ち位置を売りとしている芸能人、独特な雰囲気があって女優や俳優としては成功しているけれど一般的にはウケが良くない顔の芸能人の名前を挙げられると大抵の人がけなされていると思ってしまいます。
また、反応にも困ってしまうので迷惑です。思い浮かばなかったら無理に言う必要はありません。 相手に伝える前に、自分が言われて嬉しいかをまず考えると、相手を傷つけずに済むかもしれませんね。
▼【4.「最近太った?」】
「最近太った?」という言葉も人を不愉快にさせ、デリカシーがないと思われてしまいます。特に女性には言わないように気をつけてください。
自ら「最近太ってしまった」という話題を振ってきたとしても、少し自虐的な笑い話をしたいだけで、本気でその話題について語りたいわけではないことがほとんどです。よっぽど仲が良くない限り「そう思った」などと言ってはいけません。
人への配慮ができる人は、例え太ったと思っていても「そうは見えない」と気を使った言葉を言うはずです。そうすることで、相手の気持ちを軽くすることができますし、ちゃんと気を使ってくれる人なんだと思われることができます。
女性の気にするポイントである体重に関して見事に触れてくる「最近太った?」という言葉を気軽に言う人は、良い人だと思われていても、一気にデリカシーがない人という印象に変わってしまいます。体重の増加は、自分が1番よくわかっているので、他の人に口出しして欲しいと思いませんよね。
▼【5.「痩せたら可愛いと思うよ」】
「痩せたら可愛いと思うよ」という言葉は、暗に今は可愛くない、今は太っているということを意味しています。 女性にとって、自分が可愛いか可愛くないか、痩せているか太っているかは大きな問題です。
この2つの問題をどちらも否定的な意味で表す「痩せたら可愛い」という言葉は、女性に多大なダメージを与えてしまいます。極端に言うと、「デブ」「ブス」という悪口を言われているのと一緒なのです。
飲み会の席で、誰が可愛いと思うかなどをふざけて話す時に、女性に対して「痩せたら可愛いと思うよ」と言うことがあるかもしれませんが、軽いノリで話していたとしても女性は深く傷つきます。
人と会話をする時は、「痩せたら可愛いと思うよ」というように「もし〜したら良くなる」という言葉は、あまり使うべきでありません。今の状態を否定していることになるからです。
4.デリカシーがない人にならないための方法
▼【思ったことをすぐ口にしない】
何か発言する時は、必ずワンクッション置くようにしましょう。
パッと思いついたことをそのまま口にすると、人のことを考えないまま発言していることになるので、悪気がなくても人を傷つけてしまうかもしれません。自分の思うままに発言するのはとても素直なことですが、その素直さが仇となることもあるのです。
言葉選びも大事なコミュニケーション要素です。悪い意味に捉えられる可能性がないか確かめて、本当に自分が言いたいことをその言葉で表せるのかよく考えましょう。
▼【相手の気持ちをよく考える】
1つ1つの言動を丁寧にすることで、きっとデリカシーのある人に近づくことができるでしょう。
すぐ相手に不愉快な思いをさせる言動をしてしまう自分に悩んでいる人は、自分の言葉を受けて相手がどう思うかを考えるようにしてください。
いつも自分1人が楽しければいいと思って軽はずみな言動をしている人は、調子に乗っているといつか痛い目を見ます。少しずつ誰かを傷つけ、少しずつ嫌われていっていることが多いそうなので、気をつけましょう。
自分で自分の悪い部分を改善したいと思っている人は、いつか改善できるはずです。まずは、自分がどう思うかを参考にして、相手の気持ちを想像してください。人は何を嫌がり、何に不快感を持ち、何を拒絶するのかを理解し、自分の中で人の考え方を研究しましょう。
5.まとめ
デリカシーのなさは、なかなか自分で気づけるものではありません。周りの人も、デリカシーがないと感じていても、よっぽどのことがない限り本人に対して直接指摘することは少ないでしょう。何が悪くて何が良いのか自分で判断するしかありません。
「つい」「うっかり」で軽はずみな言動をして人を傷つけた場合は、自分の非を認めて謝りましょう。意識さえすれば、デリカシーは身につくものです。そうして学習していけば、しっかり気遣いのある言動をすることができるようになるのではないでしょうか。