[ランチョンテクニック]で克服!
ランチョンテクニック?
この言葉。ご存知でしょうか?
心理学で使われる言葉なので
特に聞き慣れない言葉かと思いますが、
日常生活の中でも見慣れた
親しみを持って
日常から使われているテクニックです。
ランチョン=軽い飲食のことを意味する言葉。
[ランチョンテクニック]とは、
飲食をしながら相手と交渉する手法のこと。
素晴らしい食事、楽しい時間があることで
交渉ごとを有利に
進めることが可能で
目的に対してポジティブに結び付くというものです。
1930年代、アメリカの心理学者
グレゴリー・ラズランの学説によって
発表されたものとされていて、
有名な心理学者の一人ですが、
日本版のウィキペディアには掲載されていません。
会話を有利にすすめる方法。
おいしいものを食べて、幸せな時間が過ぎて
そんな心地よい気分になると
そ
の時に感じ取った体験は、
食事中の様々な状況と結びつい
て
記憶されます。
しばらくして、
その食事
のことを思い返した時に
その時に一緒にいた人
や
そこで交わされた会話が、
素晴らしい思い出
としてよみがえるのです。
こういった脳の記憶方式を理解した上で
会話をする相手に対して
こんな内容の質問をしてみましょう。
同じく、
などなど…
どうでしょうか?
こういった内容の質問を受けた相手は
記憶のなかから
まるでイメージが溢れ出すかのように
楽しかったこと、うれしかった
こと。
これらを質問をされた瞬間に思い出します。
その時の素晴らしい記憶のイメージと
質問をした現在が結びつくことで
もう一度記憶としてしまわれることにより
その場にいた自分の
印象は良くなっていくのです。
意図的に[ランチョンテクニック]や
その応用を意識して使ったことが無い方でも
使っていることがあります。
たとえば、
数人で会話している時に
ある話題がはじまると誰かが感じるような…
といった時、
聞いている人はちょっとうんざり…
となるかも知れませんが
話している人は
とても楽しそうじゃないでしょうか?
誰かが聞いているかどうか?
というよりも
自分で記憶の中の思い出を振り返りながら
独り言のように話していることが
本当に楽しいのです。
仮にあまり相手の話を聞いていなくても
会話をあまり遮ること無く
楽しそうな人が話すことができていれば
話していた人の記憶の中では
その場にいた人達は素晴らしい記憶となります。
なんて感じる相手が自分の周りに
いないでしょうか?
自分にとっては
それほど面白くない話題でも
とっても楽しそうに話す相手。
このひとは話しも長いし、
自分にとって相手の印象はいまいち…
そうであったとしても、
相手にとっては楽しく思っている場合が
ほとんどです。
しかしちょっと考えてみると、
自分が意識している相手だと
どんな話題でも
楽しく聞けているのではないでしょうか?
[ランチョンテクニック]を活用するには
[聞き上手][ながし上手][スルー上手]
であることが重要なのです。
これは出来るかできないか?
というよりも、
[ランチョンテクニック]というものを、
これが重要です。
知っていれば、
楽しそうな相手が話している間に
それほど熱心に[聴く]ということは
求められていない場合も多いので
その間に、次の話題を考えたり
上手く噛み合うように自分から相手に合わせていく
時間の猶予、ゆとりがあるので
スムーズに会話がススメやすくなります。
[ランチョンテクニック]を知ることは
好感度アップへの近道、
相手とコミュニケーションを取る上では
大事なコツとなります。
相手を不快にさせず、喜んでもらう。
そうすることで印象は良くなっていきます。
とか、
などなど、
会話やメールに困ったときは
[ランチョンテクニック]を思い出しましょう。
それだけでは会話に困ることもありますが、
印象もよくなるうえで
自分に考える時間もうまれるので
効果的に使っていきたいテクニックです。