被害妄想の恐ろしさと病気のリスク|強迫性障害と強迫行為について。私の体験談
1.強迫性障害とは?
2.強迫行為と私の体験談をお話しします。
3.被害妄想(強迫性障害)への対応について
みなさんは、
『被害妄想』という言葉を聞いて
どのような印象を持ちますか。
おそらく、
極度の心配性であったり
考えすぎということをイメージされる方が
大半であると思われます。
しかし、この被害妄想というものは
そのような安易なイメージとは打って変わって
重大な恐ろしい病気である
可能性も考えられるのです。
今から、その可能性について
私の体験談も織り交ぜながら
解説していきたいと思います。
1.強迫性障害とは?
強迫性障害とは
自分の中では非合理的で
考えすぎだと分っていても
考えずにはいられなくなる病気です。
病気の症状の中には
手を何度も洗ってしまっても
気が済まないような潔癖症であったり・・・
ガスの元栓や、家の扉が閉まっているかを
何度も確認してしまう確認恐怖
テレビの音量が
一定の数字になっていないと
気が済まないような
縁起恐怖なるものがあります。
この病気の観点から
被害妄想を考えてみると・・・
もし、家に泥棒が入ってきたらどうしよう・・・
実際はすでに泥棒に入られて
何か大事な貴重品を盗まれているかもしれない・・・
こういった内容のことを
自分ではありえないとわかっていながら
頭からそのイメージが
離れないというような状態のことです。
普通の人であれば
そんなものは考えすぎだ!といった感じで
すぐにその思考を消し去ることが
できるのかもしれませんが・・・
強迫性障害の場合、
そのイメージは一定時間消えることなく
自分を苦しめてしまいます。
2.強迫行為と私の体験談
強迫行為とは?
強迫観念に襲われた際に
その不安を打ち消すための確認です。
私もズバリ言わせていただくと
この強迫性障害という病気なのですが・・・
様々な体験を感じることになります。
主な体験談としては、
家に泥棒が入ったのではないか?という
強迫観念に襲われて
自分の部屋にある持ち物を
全て確認するといったことがありました。
しかし、ここで重要なのは・・・
自分の本心では、
そんなことあるわけない!と自覚しているところです。
自覚しているのにもかかわらず
確認や被害妄想が消えないところが
この病気のやっかいなところなんです。
3.被害妄想(強迫性障害)への対応
強迫性障害への対応としては、
まず、極度の確認を止め
今やるべきことに集中することです。
ただし、
そのことが最善策なんだからやれ!と言っても
ひとりで行動を自制するには
凄まじい努力や忍耐が必要です。
出来るようであれば
早めに医療機関(心療内科、精神科)に
通院することをおすすめします。
この病気を持っている方の中には
うつ病を併発している可能性がある方も
おられるため・・・
抗鬱剤を投与してもらいながら
強迫行為を止めるという行動療法が
現在のスタンダードな治療法となっています。
自身の行動は自分で制する。
体験談や対策案を参考にしながら
少しづつでも身体の悩みが減ることを
お祈りしています。