自分を大切にするってどういうこと?幸せに生きるための7つの方法!
1.自分を大切にするということは?
2.自分を大切にする【心理学】
3.自分を大切にするには?
4.自分を大切にする【恋愛編】
5.自分を大切にするための名言
6.まとめ
「自分を大切にする」という言葉をさまざまな場面で耳にしたことがあると思います。「自分を大切にする」とはどういうことなのでしょうか?
「わがまま」や「自己中心的であること」とはどのように違うのでしょうか?
理由はわからないけど最近なぜか疲れを感じている。ひょっとしたらそんな時は自分を大切にできていないのかも知れません。
ここでは「自分を大切にする」ことの大切さについて考えてみたいと思います。
1.自分を大切にするということは?
「自分を大切にする」とはどういうことでしょうか?
会社のため、家族のため、友達のため、優しくて頑張り屋さんな人ほど、気がつかないうちに自分のことを後回しにして、人のことを優先してしまいます。そうした行動は素晴らしいことですし、自分が心からそうしたいと思ってしていることでしょう。
しかし、自分のことをいつも後回しにして相手を優先させていると、自分では気づかない間に心と体に疲れやストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。
また「あの人はしっかりしているから」とキャパシティーをオーバーしているのに、いろいろと頼られてしまうこともあるかも知れません。
そうしたことが続いていくうちに「どうして私ばかりにこんなに負担がかかるのか?」「みんなのために頑張っている割には感謝されていない気がする」「もっと自分を認めてほしい」「人の役に立てるのは嬉しいけど、何だか虚しい」こんな風に感じるようになってしまうかも知れません。
そうした感情やイライラする気持ちに少しでも気づいたら、ちょっと立ち止まって考えてみませんか。「私は自分を大切にしているのだろうか?」
【自分の感情に気づいてあげる】
自分を大切にする第一歩は、まずは「自分の感情に気づいてあげること」です。
本当の自分の感情とは、いつもポジティブなものとは限らないでしょう。疲れている、イライラする、本当はつらい、などむしろ一般的にはネガティブと言われるものもあるかも知れません。
しかしそうした感情に気づいてあげて、ポジティブな感情もネガティブな感情も、自分が抱いているすべての感情を受け入れてあげることが「自分を大切にする」スタートだと思います。
【自分の心地良さを大切にする】
自分では好きでやっているつもりでも、理由のわからない疲れを感じたり、一人になった時に寂しさや虚しさを感じてしまうようならば、無意識に自分の本当の感情を無視している可能性があるかも知れません。
自分を大切にすることとは、自分の感情に気づいてあげることが第一歩となるでしょう。
そしてそれに気づいて受け入れてあげた上で、次のステップとして「自分が心地良いと感じる感情を大切にする」ことが大事になってくるはずです。
2.自分を大切にする【心理学】
自分を大切にすることよりも、他人のことを優先したり、周囲に合わせてしまうのはなぜでしょうか?
そうした原因は幼少期や子供時代に起因しているとも心理学では言われています。
【子供時代を振り返ってみよう】
子供は親からの愛情とケアがなくては生きていけません。子供の頃、私たちは親からの愛情やご褒美を受け取りたくて無意識ながらも親の期待に沿うように頑張ります。
親を喜ばせたり褒められたくて、勉強やスポーツを頑張ったり、苦手な食べ物を食べたり、良い子でいるように努力した記憶は誰にでもあるのではないでしょうか?
それはありのままの自分では愛されないのではないかといった恐れや、いつも頑張っていなければいけない、といった自分を責める気持ちを生み出してしまう原因になっているとも考えられるでしょう。
また学校では、協調性を持ったり和を重んじることが大切であると教えられます。そうした教育は周りの人たちに合わせることの大切さを学ぶことができる素晴らしさもある反面、無意識ながらに、自分のことよりも周囲の事情を優先させなければいけない。
そのままの私では認められない、など自分を大切にすることよりも周囲に合わせることを優先させる意識を生み出してしまうこともあるでしょう。 これは多かれ少なかれ誰もが経験していることですし、一概に悪いことだけではないとも言えます。
協調性を身に付けることは社会に出てから役立つことですし、頑張って結果を出すことが自信につながるなど、良い影響があることも間違いありません。 自分を大切にして、周囲も大切にするのが一番良いバランスです。
もし自分を大切にすることよりも、他人ばかりを優先してしまってつらくなってしまった場合、こうしたアンバランスな考え方の原因が子供時代からの思い込みであるかも知れない、と考えてみるのも心が安らぐ良い方法ではないでしょうか。
【自分を大切にすることと、わがままとの違いとは?】
人からわがままや自己中心的であると思われることを恐れて、自分よりも周りを優先してしまう人もいるかと思います。しかし自分を大切にすることと、わがままは似ているようですが根本的にはまったく違うのではないでしょうか。
自分を大切にすることは、自分の感情に対して素直に心を傾けて、自分の本当の感情に寄り添った行動を取ることだと思います。わがままとは、自分の利益になるかどうかで物事を判断し、自分の思い通りになるように他人に対して強要をすることだと思います。
例えば、疲れたと感じた時に「今日は疲れているから無理をしないでゆっくり休もう。この仕事は明日片付けよう」と考えるのは自分を大切にしていることですが、「今日は疲れたからこの仕事はやりたくない。だからあの人に何とかして押し付けよう」と考えるのはわがままだと言えるでしょう。
3.自分を大切にするには?
それでは自分を大切にするには具体的にはどうしたら良いでしょうか?
全ては些細なことの積み重ねだと思います。些細なことの積み重ねが、自分を大切にすることに大きく影響してくるのではないでしょうか。
【①人と比べない】
人と比べて一喜一憂することは心に安らぎをもたらさないでしょう。自分を大切にするためには、今のありのままの自分を肯定してあげることが大切だと思います。
自分より優れた人を見つけて、もっとこうだったら、私もああなればと考えることは、今の自分を否定してしまうことにつながってしまいますし、何より単純な一喜一憂はそれほど意味があることではありません。憧れや目標を持つことは大事なことですが、バランスが大切です。
【②自分を批判しない】
自分を大切にするためには、良い部分も悪い部分も含めたありのままの自分を受け入れることです。自分のアラを探して責めたり批判するのは止めましょう。ポジティブな面もネガティブな面も、長所も欠点も含めて全てが愛おしい自分なんだと思うようにしましょう。
いつも自分を責めてしまう癖のある人に、アインシュタインの言葉を紹介しましょう。自分が自分の一番の味方になってあげることの大切さに気が付きます。
「どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだから
いいじゃないですか。」
- アインシュタイン -
【③好きなことをする時間を持つ】
自分が本当に好きなことをするための時間を持つことも大切だと思います。体を動かすことでも、自然の中を散歩することでも、お気に入りのカフェでただぼーっと過ごすことでも、とにかく人から見てどう思われるかということではなく、自分が心から幸せを感じられることに時間を使ってみましょう。
【④ちょっとした贅沢をゆるす】
休日は目覚ましをかけずに起きたい時間に起きる、マッサージやスパに行く、ホテルのラウンジでお茶をする、お気に入りのティーカップで美味しい紅茶を飲む、ネイルサロンでケアしてもらう、美味しいものを食べる、些細なことでも良いので自分にちょっとした贅沢を許可してあげましょう。
【⑤心地よい空間や環境に身を置くことを心がける】
清潔で心地よい場所で過ごす時間を大切にしましょう。部屋にお花を飾ってみたり、お気に入りの絵を飾ってみるのも良いと思います。また居心地が悪いと感じる人間関係からは思い切って離れてみるのも良いかも知れません。
【⑥睡眠時間をたっぷりと取る】
睡眠が人間に与える影響は大きいと思われます。睡眠不足では気持ちも前向きにはならないでしょう。疲れていると感じた時はまずはたっぷりと十分な睡眠をとりましょう。寝る前にハーブティーを飲んだり、アロマを焚いてみるのも質の良い睡眠を取るには良い方法だと思います。
【⑦バランス良い食事を心がける】
栄養バランスの取れた食事を取ることはとても大切です。ジャンクフードばかりを食べていては、自分を大切にしているとは言えないでしょう。まずは丁寧な食生活を心がけてみることも大事なことだと思います。
4.自分を大切にする【恋愛編】
恋愛の場面で自分を大切にすることについて考えてみましょう。好きな相手に嫌われたくないからといって、言いたいことを言えずに我慢してしまったり、相手の都合ばかりに合わせて辛くなったりしている人もいるのではないでしょうか?
そうした関係に疲れや疑問を感じている人は、これを機会にちょっと立ち止まって、自分の本当の気持ちと向き合ってみましょう。今の恋愛で自分を大切にできているのか?ゆっくり考えてみるのも大切なことですよ。
ここで以下の項目をチェックしてみましょう。
・相手といて安心感や癒しを感じられるか ?
・自分からばかり相手に連絡を取ったり誘ったりしていないか ?
・会う約束を向こうの都合にばかり合わせていないか ?
・自分ばかりが聞き役になっていないか ?
とても 好きな彼や彼女であれば、最初のうちは相手に合わせることも恋愛の楽しみの1つとなるでしょう。
しかしいつも自分ばかりが相手に合わせていては、いつかは負担や疲れを感じてしまうでしょうし、心のどこかで寂しさや虚しさが出てきてもおかしくはありません。
優しい人は相手の気持ちを汲み取ってあげることが上手なため、つい自分のことよりも相手を優先し合わせてしまいがちです。しかし、まずは自分を大切にした方が、結果的に相手にも大切に扱われる場合が多いのも事実です。
恋愛でもまずは自分の本音の部分の感情と向き合って、そこを大切にしてみることを試してみると良いかも知れないですね。
5.自分を大切にするための名言
最後に、自分を大切にするために役立ちそうな名言をいくつかご紹介したいと思います。
・河合隼雄(臨床心理学者、元文化庁長官)
「思い屈するような心萎える時間こそ、心が撓(しな)っている状態で、重い雪をスーッと滑り落としているときなんだから、それを肯定し自分を認める。ああ、そうか、俺はまだやわらかな、撓う心を持っているんだと感じて、憂鬱で無気力な自分をも認めたほうがいいんじゃないでしょうか。」
・フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
「まずは勇気を出して自分自身を信ずることだ。自分と自分の内臓(欲求)を。」
・五木寛之(作家)
「私たちは、まず自己を肯定するところから出発したほうがいいようです。自己を肯定し、自己を認めてやり、自己をはげまし、よろこばせること。それが必要ではないか。」
・アルフレッド・アドラー(オーストリアの精神科医、心理学者、社会理論家)
「他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。」
「未熟な自分を責めてる限り幸せにはなれない。未熟な自分を認めること。それができる者だけが強い人間になれる。」
6.まとめ
自分を大切にすることとはどういうことなのか?さまざまな観点から考えてみました。
自分を大切にすることは、幸せを感じるための一番の近道になるのではないでしょうか。つい他の人のために頑張ってしまう人こそ、自分の心と向き合って、自分を大切にすることを優先させてあげることが無理なくできると良いですね!