[元サヤ]とは?
昔付き合っていた相手、結婚していた相手とヨリを戻すこと。
元の鞘におさまるとは、
士農工商制度の時代
もしくはそれ以前において
武士にとっては魂と呼ばれる
[刀]は
命にもかえられないもの、
とされていました。
しかし、その誇りとは裏腹に
武士の中には生活に苦しむ下級武士も
多数存在していて、
一般的に刀剣とは
刀身とそれをおさめるサヤが
一対となったものですが
そのどちらかを質に入れてまで
生活の足しにしたという…
そんな当時の困窮した武士の有様を
伝える逸話が残っています。
元サヤ、
[元の鞘におさまる]とは
そういった魂の通ったとされる一対のもの
もともとは一対であった
刀身が元のサヤにおさまる。
といった意味合いを持つ事から
それを恋愛に置き換えて
現在でも使われている言葉です。
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